大学ラグビーとか嘉納杯とか大久保とか

 昨日は昼に大学ラグビーを眺めて、夜は柔道を観戦するという、ブラウン管内の男の戦いを満喫した不健康な一日であった。

 ラグビー全国大学選手権は早大31-19関東学院大で早稲田の圧勝。
 後半にいったん逆転されたが、そこからが強かった。
 フォワード戦は優位とはいえ必ずしも押し切れたのでは無かったが、ラインアウトをほとんど支配していた。関東学院のサインを全て読んでいたのか、そこまではいかなくとも、関東学院のラインアウトの取り方を熟知していたと思われる。情報戦でも勝っていたのではないか。
 早稲田はもはや私が好きだった頃の、耐えて回して活路を見出すラグビーではない。モールとラインアウトで優位に立とうとするフォワード重視のチームだ。少々残念ですらある。

 嘉納杯国際大会では井上康生の復活を見た。
 嘉納杯は日本の伝統スタイルで行われた。無差別級だし、柔道着は全て白だ。
 井上は技に入ってからが速い。初戦・二戦目は組んだと思った瞬間に投げていた。アテネオリンピックは何だったのだろうと思うほどの強さだ。
 決勝で胸を痛めたが、それでも強引に一本。本来の姿が帰ってきた。
 私にはアテネの結果がどうあれ、井上康生こそ世界最強の柔道家というイメージがある。こうしたど素人を含むイメージ・期待の集積が彼にプレッシャーを与えていたのかなとも思う。だからこそ井上の復活は素直に嬉しい。
 しかし、インタビューで胸の故障について「プチッといった」と言っていたから、骨か筋肉かわからないが全治一ヶ月以上はかかるだろう。めでたさも中くらいなり、だな。

 とか、ぼやんとテレビを見て一日を終えて寝ているうちに、マジョルカの大久保君が大活躍したようだ。1得点1アシスト。試合は2-2。
 降格線上チームに入っていきなり得点なんて、まさに救世主だ。
 期待と不安の入り交じっていた現地のファンは、さぞ興奮状態であろう。

 今日の話は明日ね。一日遅れなんだ、このブログは。

この記事へのコメント

有縁千里
2005年01月13日 22:10
水谷さん
こんばんは。
私は早稲田OBだから理屈ぬきに嬉しかったよ。
水谷秋夫
2005年01月13日 22:56
>有縁千里様
早稲田OBでしたか。
私のいた大学はどんなラグビーをしていたのか知りません。いや、ラグビー部があったかどうかもハテナです。アメフト部の練習は見たことがありますが。

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