朝青龍がサッカー選手だったら

 朝青龍、本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、が突然引退した。
 私が思うのは、彼が相撲取りではなく、他のスポーツをしていたらということだ。アメリカンフットボールとか、ラグビーとか。
 あるいはサッカーでもいいだろう。

「聞いた? ドルジよう、昨日の試合で相手の髪を引っ張って、一発レッドだってよ」
「ぎゃはは、またやったか」

「ドルジさあ、捻挫してキャンプ出てねえじゃん? いつの間にかモンゴルに帰って、友達と相撲取ってたらしいぜ」
「ぎゃはは、捻挫はどうしたんだよ」
「さあ? 監督はかんかんだろうな」

「ドルジ、遠征中に酔っ払って、ファンに逆切れして、なんか乱暴したらしいな」
「なんだよ、それ」
「相手とは示談になったって。とりあえず出場自粛だって」
「Jリーグがどう出るかな。出場停止になるかな。なったとして何試合か?」

「ドルジの昨日のゴール、見た?」
「見た見た。すげえな。二人がマークについてんのに、吹っ飛ばしてヘディングで決めたやつだろ」
「あの体で突進されたら、誰も止められねえよな」
「デブに見えるんだけど、ゴール前ですんげえ動きが速いし、なんだかんだ言って大したフォワードだよ」

 サッカーなら引退はあるまい。いろいろと問題を起こしながらも、ファンに愛され続けたのではないか。

この記事へのコメント

武藤
2010年02月07日 22:19
そうか、エリック・カントナだったんだ。
水谷秋夫
2010年02月08日 18:46
朝青龍がサッカー選手だったらカントナのプレースタイルに似ていたかもしれませんね。これを書いた時に少し頭にあったのはガスコインですが。

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