引退・移籍情報から 第三回

朴柱成(仙台→?)
 韓国出身。四年間、ベガルタ仙台の左サイドバックのレギュラーだった。その間にベガルタは、昇格、残留、上位、準優勝と躍進していった。それを支えた素晴らしい選手。飽くなき前進と左足のクロスの素晴らしさ。また、多くの仙台サポーターに愛されたことでも記憶に残る。
 のだが。
 愛された、といっても財前とか千葉とかの愛され方と全然違っていて。隙が多すぎるというか、どこから突っ込んだらいいのかというか。
 なんだあのぷよぷよ腹は、サッカー選手がコーラ大好きでいいのか、試合中に熱中症で倒れるなほんとにプロか、こらぼけてんじゃねえあっさり抜かれてんじゃねえディフェンダーだろあんたは、セレッソ戦のヘディングシュートみたいなのもう一度だけでも見せてみろコラ、後半途中でなんで毎度毎度引っ込むんだ、たまには90分ピッチに立ってみろ、いや立つな走れねえんだからとっとと引っ込め、パァク。
 そういう選手だった。
 見ているだけで楽しかった。
 これからベガルタ戦で、何を楽しみにしたらいいんだ。

ダヴィ(甲府:レンタル終了→鹿島)
 個人的には、秋のうちにこういうのを書いておいて良かったと思う。移籍したらお蔵入りだと、急いで考えたというのは裏話。
 さて、甲府にとっては痛い。当たり前だ。J1で残留するかどうかはともかく、残留争いをするのはこれで確定だろう。もっとも完全移籍させようとしたらお高いのはわかっていて、シーズン中からダヴィが出ていくのは覚悟の上という面はあった。むしろ昇格を置き土産にしてもらって感謝するところだろう。
 鹿島にはいい補強だ。大迫とダヴィ。そこにジュニーニョが絡むのか。恐ろしい前線になる。
 ところでF東京に行くとかいうトーチュウ記事はいったいなんだったのだろう。

内山俊彦(仙台、引退→山形ユースコーチ)
 山形、神戸、甲府でそれぞれに存在感を示した。仙台でも貴重な控えメンバーだった。JFLで6試合、J2で234試合、J1で86試合出場。それほど派手ではないが堅実な守備が印象に残っている。
 指導者としても頑張ってください。期待しています。

那須(柏→浦和)、興梠(鹿島→浦和)
 他に関口、森脇。それから槙野を完全移籍。
 浦和は金があるね。
 昨年の今頃は、いくら金があってもフロントがあれでは、的な見方をされていたわけだから、監督が当たるってのは大きなことだ。

二川(結婚)
 びっくりしたよ!
 移籍でも引退でもないけど、書かずにはいられないよ!
 どうやって口説いたんだよ!
 どうやって付き合ってたんだよ!
 プロポーズ、何て言ったんだよ!
「そろそろ結婚しない?」
「(無言でうなずく)」
 これ以外のパターンが思いつかないよ!

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