遅ればせながら女子スキージャンプについて
ソチオリンピックでここまでに一番驚いたのは、高木沙羅が4位に終わったことだ。今シーズンの実績を思えば恐らく金、少なくとも3位までにはなれるだろうと思っていた。
敗者には何もやるな、という言葉がある。王者が4位になったことに対して、よくやったとか次頑張れとかあるいは情けないとか、どんな言葉も相応しくないような気がする。何もやるな、というか、放っておくのが一番良いのではないか。次に向かって選手を奮い立たせたり励ましたりするのは赤の他人の視聴者ではなく、例えばコーチがやるべきことだろう。
実を言うと、女子ジャンプで一番気になっていたのは日本代表のコーチ、山田いずみのほうだった。
女子ジャンプはソチオリンピックで初めてオリンピック種目になった。世界選手権で初めて女子ジャンプが行われたのは2009年。全日本レベルの大会として史上初めて女子の部が創設されたのは、雪印杯全日本ジャンプ旭川大会で、2000年。
それ以前にも女性ジャンパーはいた。いたのだが全日本の大会すらなかった。男子に交じって飛んでいたりした。女がジャンプなどをしてどうするのか、と言われ続けた時代があった筈だ。
その女子ジャンプで女王とかつて言われたのが山田いずみだった。前述の2000年旭川大会で優勝している。2009年に引退。
高木沙羅はインタビューでしばしば先駆者の女性ジャンパーに対して感謝の言葉を述べている。もちろん山田コーチのことも念頭にあった筈だ。
高木がメダルを取れば、当然山田コーチも何かしらの発言をするだろう。それを聞いてみたかった。私はメダル云々よりも、そちらのほうを残念に思っている。
敗者には何もやるな、という言葉がある。王者が4位になったことに対して、よくやったとか次頑張れとかあるいは情けないとか、どんな言葉も相応しくないような気がする。何もやるな、というか、放っておくのが一番良いのではないか。次に向かって選手を奮い立たせたり励ましたりするのは赤の他人の視聴者ではなく、例えばコーチがやるべきことだろう。
実を言うと、女子ジャンプで一番気になっていたのは日本代表のコーチ、山田いずみのほうだった。
女子ジャンプはソチオリンピックで初めてオリンピック種目になった。世界選手権で初めて女子ジャンプが行われたのは2009年。全日本レベルの大会として史上初めて女子の部が創設されたのは、雪印杯全日本ジャンプ旭川大会で、2000年。
それ以前にも女性ジャンパーはいた。いたのだが全日本の大会すらなかった。男子に交じって飛んでいたりした。女がジャンプなどをしてどうするのか、と言われ続けた時代があった筈だ。
その女子ジャンプで女王とかつて言われたのが山田いずみだった。前述の2000年旭川大会で優勝している。2009年に引退。
高木沙羅はインタビューでしばしば先駆者の女性ジャンパーに対して感謝の言葉を述べている。もちろん山田コーチのことも念頭にあった筈だ。
高木がメダルを取れば、当然山田コーチも何かしらの発言をするだろう。それを聞いてみたかった。私はメダル云々よりも、そちらのほうを残念に思っている。
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