バイエルンミュンヘン1-1ケルン 大迫がいる

 大迫がシャルケ戦、ライプツィヒ戦で2試合連続ゴールしたというので、彼のプレーを見ようと録画した。この試合は代表戦の前に行われた。しかし、いろいろ都合が合わず日本代表戦の後に見ることになった。
 この試合で大迫はゴールもアシストも無かった。だが、忘れていい試合ではなかった。

 ドイツ最高峰クラブ、王者バイエルンミュンヘン相手に大迫は一歩も引けを取らなかった。
 ボールを受ければキープし、味方に受け渡した。大迫の所でボールを失うということがほとんど無かった。
 そして機を見ては前に飛び出しゴールを狙い、あるいは最前線のモデステへラストパスを送った。
 ポゼッションはバイエルン。ケルンは押し込まれる時間が長かった。ケルンの反撃はほとんど大迫を経由したカウンターだった。そしてケルンの攻撃は大迫の所で止まらなかった。
 一度は大迫のシュートがネットを揺らしたかのように見えた。裏を取ったかのように見えた飛び出しはオフサイドを取られた。網にかかったというよりはタイミングが合わなかったというオフサイドで、バイエルンは肝を冷やしたに違いない。

 日本-イラク戦の後に私はこう書いている。

本田批判が喧しいが、私は本田先発で良かったと考えている。バイタルエリアでボールを受けて失わない能力に関して彼以上の人材は今いない。もちろん試合勘のある本田のほうが試合勘の無い本田より良いに決まっているが、試合勘の無い本田がいたほうがいないよりもましではないか。
 試合勘の無い本田よりも優れた本田以外の選手がいればそれが一番いいけれども。いや、真面目に、いたら教えてほしい。


 大迫がいる。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック