甲府1-0京都(生観戦) 甲府が曽根田のゴールで逃げ切る

 もともと先週の水戸戦を見に行く予定だったのだが、腰痛で行けなかった。腰痛は現在も全く完治してはいないのだが、2時間ただ座っているだけなら耐えられるかな、という感じになってきたので翌週の本日、観戦することにした。
 調べると腰痛も結構、気の病な面がある。痛い痛いと思っているといつまでも痛いが、何かのことで気が紛れると痛さを忘れて快方に向かうことがあるらしい。サッカー観戦に行ってそれが没入してしまうほどの好勝負であれば、腰の痛みも忘れてしまうのではないかしらん、などと思いつつ中銀スタジアムに向かった。
 ここ1週間ぐらいで、甲府は冬に近い春から夏に近い春に変わったらしい。桜はすでに散った。気温は22.8℃。熱中症の心配をしなければならないくらい暑い。私の席はバックスタンドアウェー側。観客は8,162人。
 ドゥドゥが100試合出場のセレモニー。奥さんが綺麗で子供が可愛い。

 甲府
GK: 河田、DF: 武岡・小出・エデルリマ、MF: 橋爪・新井・横谷・荒木、FW: ウタカ・佐藤恍・ドゥドゥ

 バホスはベンチスタートで佐藤恍がスタメン。中銀スタは今年初観戦なので初見の選手が何人もいる。

 京都
GK: 清水圭、DF: 黒木・本多・安藤・上夷、MF: 庄司・小屋松・福岡・金久保、FW: 宮吉・一美

 庄司と金久保は元仙台。本多は名古屋にいたのを覚えている。あとは宮吉ぐらいしか知らない。

 試合開始。

 開始直後から甲府の出足が鋭くプレスが嵌っていて、甲府の攻める時間が長く続いた。最前線では佐藤恍が良かった。ハイボールで競り勝てるし、相手の足元のボールも追って時に奪うから戦況を優位に出来る。ラーメン屋、もとい盛田が戻ってきたような心地がする。ちなみに、サッカー&ラーメン屋でググると本当に盛田剛平が出る。
 この甲府優位な時間帯のうちに点が取れるかと思っていたら、22分、横谷? のシュートが上夷? の手に当たったらしくハンドPK。23分、キッカーはドゥドゥ。だがドゥドゥはキックの際にこけてシュートは枠外。ドゥドゥはこの日、卓越した個人技を再三見せていたのだが、シュート自体は全く決まらずお笑い芸人状態だった。
 京都は前半いいところが無く、何が得意でどう点を取りたいのかわからなかった。宮吉はどこにいるのか行方不明。ただ守備時にゴール前で人数をかけてスペースを消し、甲府の攻撃をかろうじて防いでいた。

 後半、甲府のプレスが緩んできて、次第に京都が盛り返してきた。パスワークを駆使してゴール前に迫ってくる。なるほどこうしたサッカーであったのか。62分、京都は金久保に代えて仙頭。
 72分京都、上夷に代えて闘莉王。センターバックに入った。甲府サポーターから、ほおう、という奇妙な声が漏れた。ここでW杯戦士闘莉王の姿を見ることになるとは、といった所だろうか。
 80分甲府、ウタカに代えて曽根田。

 84分、その曽根田がドリブル。このボールが取られそうで取られない。曽根田はボールをドゥドゥに渡し、そのボールは佐藤恍が受けて左サイドに出した。そこに曽根田がまたフリーで走り込んできた。ゴール右隅にシュートが決まった。甲府先制。
 85分、甲府は横谷に代えて小椋。中盤てこ入れ。一方の京都は宮吉に代えて競飛王。何やら懐かしい人がまた出てきた。

 甲府は必死に時間稼ぎ。京都は必死に攻撃。アディッショナルタイムは5分。長い。闘莉王も加わって京都あわやの攻撃は河田がかろうじてセーブ。そこで試合終了。
 甲府ゴール前で倒れて立てない甲府選手と京都選手あり。死闘であった。

 私の腰痛? 少なくとも曽根田のゴールから試合終了まで、腰のことなどすっかり忘れていた。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック