ひまひま

 スポーツ番組というものがほとんど無くなってしまった。
 私は普段ドラマもバラエティもほとんど見ない。ニュースも長い間見ていると飽きる。暇つぶしにはスポーツ番組を見ることが多かった。
 だから家にいてテレビをつけても見るものがない。ひまだ。
 相撲は無観客でもやっているから見ている。だが、これが終わったらどうしよう。

 最近、思い出すのは井上陽水の曲、「夕立」だ。

計画は全部中止だ 楽しみはみんな忘れろ
嘘じゃないぞ 夕立だぞ
家に居て黙っているんだ 夏が終るまで
君の事もずっとおあずけ


 これは、新型コロナ肺炎のせいで右往左往する人々の話そのままではないだろうか。井上陽水は予言者だった。


 コロナ不況が語られている経済状況だが、ここで思い出したのがヨハン・クライフの言葉だ。

ボールを走らせろ。ボールは疲れない。

 人と人が接触するから病は感染する。
 病の感染を絶つには、人と人が接触しないようにすればよい。
 そのために人が動かないようにする。それはいい。
 しかし人が動かなければ経済は停滞する。
 ただ、人が動かなくても、物を動かす。情報を動かす。それが出来れば経済は動かせる。
 物を動かすのも人だが、接触しない形で動かせば良い。情報を動かすには今なら便利な方法がいくらもある。

 ボールを動かすのだ。家に居て黙っていたとしても。

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