湘南0-1F東京 レアンドロと永井による1点でF東京

 オリンピックで1都3県1道は無観客と決まった。
 私はサッカーの試合の券がひとつ当たっていたので、それが見に行けなかったのは残念である。とは言っても、現状で無観客はやむなしとも思っている。
 問題は、この無観客という判断がぎりぎりまで出来なかったことだ。一ヵ月前に現在の状況を想像することは難しいことではなかった。なぜもっと早くこの無観客という判断が出来なかったのか。判断が遅すぎるし、無意味に楽観的だったと判定せざるを得ない。

 さて、オリンピック前のJリーグは多くのクラブにとってこれが最後になる。F東京は7/21にC大阪戦があるが、湘南は8/9までJリーグはない。
 この試合までF東京は3連勝、湘南は2連敗だった。状況は正反対だ。前半、F東京がボールを持つ時間が長かった。ただ、それはF東京の好調さを示すものではなかった。ゴール前の攻防という点ではどちらも守備の集中が良く、ともに有効なシュートがなかなか打てないでいた。前半は0-0で終了。

 後半に入って57分湘南、石原広が右サイドからクロス、そこに町野が合わせた。だが、F東京ゴールキーパー波多野がセーブ、ボールはクロスバーを叩いた。後から考えれば、これが湘南最大の好機だった。
 61分F東京、アダイウトンの左サイドからのパスをレアンドロがスルー。オリヴェイラが受けてボールをレアンドロに渡しレアンドロがシュート。これがゴールと思われたが、VAR判定によりオリヴェイラがオフサイドとされてノーゴール。

 66分湘南、大橋に代わってウェリントン。ウェリントンはやはり体が強い。少々の接触はものともしない。
 71分F東京、東に代えて永井。アダイウトンに代えて田川。
 この頃は雨が強かった。

 そして83分F東京。田川が前でボールを奪ってレアンドロに渡した。レアンドロは切り返し一発で元仙台の大岩を躱してシュート。これは田中聡が飛び込んで防いだが、跳ね返ってきたボールを永井がシュート。浮いたボールを抑えるのは難しかったと思うのだが枠内に飛ばしてゴール。ついにF東京が先制点を奪った。
 その後は90分、田中聡が安部を足裏で蹴ってしまい、VARの結果、退場ということがあった。その影響もあって長いアディッショナルタイムとなったのだが、F東京が守り切って終了。

 どちらも守備が強くてなかなか点が入らないゲームだった。決着をつけたのはレアンドロと永井。見事なゴールだった。

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