大相撲一月場所七日目(生観戦) 相撲は本当にやっている
「相撲って、毎日見ていたらちゃんと十五日間やってるんだけど、見ていないといつの間にか終わってる。本当にやってたのかな、って思うんだけど」
昔、父とした会話だ。
一度、相撲を生で見たかったので、チケットぴあで一番安い席を買って見に行った。
お茶屋とか、お土産の受け取り方とか、升席の座り方とか、相撲博物館とか、大相撲公式ファンクラブとかは体験してないんで、それは別の人に聞いてください。
マスクをして検温をして入場。取り組み表を配っていたので有難くいただく。ピカチュウの着ぐるみがいた。ポケモンとコラボしているらしい。
二階まではエスカレータがある。中に入って階段。私が入ったのは午後二時半くらいだっただろうか。十枚目(十両)土俵入りをやっていた。二階椅子席のほぼ一番上まで上る。この階段がかなり急なので、歳を取って足元が危うくなると厳しいかもしれない。
正面左側、ほぼ一番高いところから見下ろす。随分視角が狭いというか土俵が小さく見えるが、一応ちゃんと見える。しばらく待つと幕下上位の竜電-深井の一番が始まった。山梨県出身の竜電が勝つ。十両復帰も近いだろう。
土俵上の屋根も見下ろす形だ。顔を上げて左を見ると優勝額がある。一番近いところにあるのが、平成三十年一月場所 前頭 栃ノ心 剛史関。一階にはもっと新しい優勝額があるのだろうか。
ところでテレビ番組表だと初場所だが、手元の取組表や優勝額は一月場所だ。それから取組表は十両ではなく十枚目、でも星取表は十両。この辺の呼び名の違いはどちらが公式なのか。
その取組表を見ると、呼出しと行司が幕下上位から先は、二番ごとに入れ替わることに気がついた。知らなかった。
土俵を掃いている人は何と言うのだろうか。相撲取りばかりではなく、呼出し、行司、審判、相撲は沢山の人が関わっている。その沢山の人が滞りなく入れ替わって、さくさくと取り組みは続いていく。見事なオートマチックぶりだ。
コロナ禍であり、観客が声を出すことは禁じられている。と、十両の取組で炎鵬が大翔鵬を引っ繰り返した。小さなどよめきが上がった。
やがて中入。幕内土俵入と横綱土俵入。物見高く、沢山写真を撮った。その後、トイレに行くと混んでいた。
向かいの二階席など結構空席があった。白鵬引退後の相撲人気は低めで落ち着いているところだろうか。新しいスターが待たれるところだ。と思っていたら大横綱大鵬の孫、王鵬は、琴桜の孫、琴ノ若にあっさり敗れた。
力士が座る座布団は、いちいち交換されているのに気がついた。付け人が持って行くのだ。知らなかった。
阿炎は阿武咲に突き落としで敗れて一敗。
幕内も上位になると次第に空気が変わってきた。取組の時に観客席から息を呑む感じがした。逸ノ城は上から見ても幅があった。霧馬山を寄り切り。
ここまで全勝の御嶽海。玉鷲に押されたが組み止めて寄り切り。全勝を維持。
正代は隠岐の海に負けて3勝4敗。今場所、負け越すのだろうか。
いよいよ結びの一番、照ノ富士登場。対するは遠藤。永谷園を始めとする懸賞がずらずらと続く。それを眺めていると時間だ。照ノ富士は遠藤の立ち合いを受けてから寄り切り。昨日敗れていたが一敗を守った。
弓取式も最後まで見て退場した。
相撲は見ていて面白いなと思った。高い所からでも懸命の戦いは見て取れる。ただ、力士の迫力を感じようと思ったらもっと近い席に行くべきだろう。
それから三時間以上も見ていたのに、全然疲れていないのに気がついた。サッカーとは違う。集中する時間が短いからだろう。
ともかく、相撲というのはテレビだけの世界ではなくて、本当にやっているのだな、と感じることが出来た。それが一番の収穫だ。
昔、父とした会話だ。
一度、相撲を生で見たかったので、チケットぴあで一番安い席を買って見に行った。
お茶屋とか、お土産の受け取り方とか、升席の座り方とか、相撲博物館とか、大相撲公式ファンクラブとかは体験してないんで、それは別の人に聞いてください。
マスクをして検温をして入場。取り組み表を配っていたので有難くいただく。ピカチュウの着ぐるみがいた。ポケモンとコラボしているらしい。
二階まではエスカレータがある。中に入って階段。私が入ったのは午後二時半くらいだっただろうか。十枚目(十両)土俵入りをやっていた。二階椅子席のほぼ一番上まで上る。この階段がかなり急なので、歳を取って足元が危うくなると厳しいかもしれない。
正面左側、ほぼ一番高いところから見下ろす。随分視角が狭いというか土俵が小さく見えるが、一応ちゃんと見える。しばらく待つと幕下上位の竜電-深井の一番が始まった。山梨県出身の竜電が勝つ。十両復帰も近いだろう。
土俵上の屋根も見下ろす形だ。顔を上げて左を見ると優勝額がある。一番近いところにあるのが、平成三十年一月場所 前頭 栃ノ心 剛史関。一階にはもっと新しい優勝額があるのだろうか。
ところでテレビ番組表だと初場所だが、手元の取組表や優勝額は一月場所だ。それから取組表は十両ではなく十枚目、でも星取表は十両。この辺の呼び名の違いはどちらが公式なのか。
その取組表を見ると、呼出しと行司が幕下上位から先は、二番ごとに入れ替わることに気がついた。知らなかった。
土俵を掃いている人は何と言うのだろうか。相撲取りばかりではなく、呼出し、行司、審判、相撲は沢山の人が関わっている。その沢山の人が滞りなく入れ替わって、さくさくと取り組みは続いていく。見事なオートマチックぶりだ。
コロナ禍であり、観客が声を出すことは禁じられている。と、十両の取組で炎鵬が大翔鵬を引っ繰り返した。小さなどよめきが上がった。
やがて中入。幕内土俵入と横綱土俵入。物見高く、沢山写真を撮った。その後、トイレに行くと混んでいた。
向かいの二階席など結構空席があった。白鵬引退後の相撲人気は低めで落ち着いているところだろうか。新しいスターが待たれるところだ。と思っていたら大横綱大鵬の孫、王鵬は、琴桜の孫、琴ノ若にあっさり敗れた。
力士が座る座布団は、いちいち交換されているのに気がついた。付け人が持って行くのだ。知らなかった。
阿炎は阿武咲に突き落としで敗れて一敗。
幕内も上位になると次第に空気が変わってきた。取組の時に観客席から息を呑む感じがした。逸ノ城は上から見ても幅があった。霧馬山を寄り切り。
ここまで全勝の御嶽海。玉鷲に押されたが組み止めて寄り切り。全勝を維持。
正代は隠岐の海に負けて3勝4敗。今場所、負け越すのだろうか。
いよいよ結びの一番、照ノ富士登場。対するは遠藤。永谷園を始めとする懸賞がずらずらと続く。それを眺めていると時間だ。照ノ富士は遠藤の立ち合いを受けてから寄り切り。昨日敗れていたが一敗を守った。
弓取式も最後まで見て退場した。
相撲は見ていて面白いなと思った。高い所からでも懸命の戦いは見て取れる。ただ、力士の迫力を感じようと思ったらもっと近い席に行くべきだろう。
それから三時間以上も見ていたのに、全然疲れていないのに気がついた。サッカーとは違う。集中する時間が短いからだろう。
ともかく、相撲というのはテレビだけの世界ではなくて、本当にやっているのだな、と感じることが出来た。それが一番の収穫だ。
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