日本０－０エクアドル 持ってるのか否か

　諸事情でアップが遅れてしまった。9/27の試合。

　さて、私にとっては結構新しい言葉なのだが、「持ってる」とか「持ってない」とかいう表現がある。

　これは実力プラス運があるのかないのか、という意味であるらしい。結果が出るためには、実力という要素と運という要素がある。足し算か掛け算か知らないが、この両要素の複合があったりなかったり、という時に使われるようだ。
　例えばフォワードというのは孤独な職業で、シュートが打てるボールが自分に来なければシュートが打てない。先発に抜擢された試合でずっと劣勢で、守備に追われて一度もシュートが打てませんでした、という時にフォワードとしての実力がないからだと言うのは適当とは言い難い。そんな時に、「持ってない」と言われたりする。
　あるいは、たった一度しかシュートチャンスが無かった時にそれを外したら。確かにそのフォワードは「持ってない」のかもしれない。この試合前半の古橋がそうだった。
　サッカー人生にはそんなこともある。でもこの試合はW杯出場選手を選考する試合でもあり、監督は実力があっても運がない選手は連れていけない、などと思うかもしれない。古橋だけの話ではない。

　この日は長友がずいぶん守備で貢献していた。先発はわからないが、勝っている時の交代要員という選択肢はあるだろう。そうした話が先発途中出場選手それぞれについてあった。
　谷口？　シュミットダニエルに持たせたな、と。ゴールキーパーが目立つ試合など、たいていろくでもない試合なのだが。

　エクアドルのゴールキーパー、ガリンデスが良かった。
　エクアドルに「持ってる」とか「持ってない」とかいう言葉があるかどうかは知らないが、ガリンデスは「持っている」選手だと思った。ただ、エクアドルの監督がどう思ったかは知らない。