天皇杯準決勝 鹿島0-1甲府、京都1-2広島
鹿島0-1甲府 アイス祭り
鹿島はJ1リーグ第31節(10/1)でF東京に0-1で敗れ、リーグ戦で6戦連続未勝利(2敗4分)となった。この時、鹿島の岩政監督は、
「天皇杯を勝っているので気にしていない」
「スポーツの世界はすごく不思議で、なぜか前提条件を抜きにしか話さない。世の中でアイスの売り上げが夏と冬で一緒に話をしますか?という話。前提条件が違えばいろんなものが違う」
と語っている(Yahoo! JAPAN)。
その直後の10/5、天皇杯準決勝で鹿島は甲府に敗れた。岩政監督の売るアイスは夏も冬も売れなかった、という話である。ネット上では時ならぬアイス祭りとなった。
試合は甲府の戦術がうまく嵌った格好となった。
鹿島がほぼ常時攻めかかり、甲府は5-4-1の守備偏重フォーメーションでこれを迎え撃った。まず点を取られないことという甲府の割り切りに対して、鹿島はボールを持たされて攻めあぐんだ。90分を通して鹿島は18本のシュートを浴びせた(甲府は6本)。だがそのほとんどは枠外かゴールキーパー河田が容易に処理できるシュートだった。それでも河田のナイスセーブが3度ほどあり、これが入っていれば結果は逆だったのかもしれない。ぎりぎりの所で甲府が守り切ったとも言えようが、鹿島の好機は殆ど優磨を経由するので守りやすい面はあった。
甲府の得点は37分。浦上のロングフィードに宮崎が抜け出して裏を取って決めた。わかりやすく決まったな、というのが第一印象。対応していた鹿島のディフェンダーは関川。4年目ということだが、簡単に抜け出されたのには能力よりも経験が足りないと思われた。甲府にしてみれば、練習を重ねて狙っていた形だという。となれば、甲府のスカウティングの勝利ということになる。
鹿島の岩政監督は試合後、「クラブ史に残る大失態」と語ったそうである(Yahoo! JAPAN)。気に入らない発言だ。甲府に対するリスペクトがない。岩政監督がシーズン途中の難しい時期に監督を引き受けたことは理解している。しかし、彼が鹿島を率いることに関しては、疑問符をつけざるを得ない。
京都1-2広島 延長戦の熱闘
広島がポゼッションして試合を優位に進める時間帯が長かった。京都はプレスからボールを奪って攻めるというスタイルをあくまで崩さず、そのプレスが嵌っていなかったのだが、広島に対して引くことはなかった。
それで広島が40分に先制し、広島が勝つのだろうな、という流れに思えた。だが、広島の攻撃をなんどもぎりぎりの所で止めながら京都は粘り、79分ついにイスマイラの同点弾が生まれた。
試合は延長戦に縺れ、結局95分、カリファのゴールで広島が勝利した。しかし、甲府のような攻められて当然という割り切りとは異なり、広島と京都の「俺たちはこういうサッカーをするんだ」という主張と主張の戦いは、それはそれで非常に見応えがあった。
この広島と甲府が決勝で戦う。非常に楽しみである。
鹿島はJ1リーグ第31節(10/1)でF東京に0-1で敗れ、リーグ戦で6戦連続未勝利(2敗4分)となった。この時、鹿島の岩政監督は、
「天皇杯を勝っているので気にしていない」
「スポーツの世界はすごく不思議で、なぜか前提条件を抜きにしか話さない。世の中でアイスの売り上げが夏と冬で一緒に話をしますか?という話。前提条件が違えばいろんなものが違う」
と語っている(Yahoo! JAPAN)。
その直後の10/5、天皇杯準決勝で鹿島は甲府に敗れた。岩政監督の売るアイスは夏も冬も売れなかった、という話である。ネット上では時ならぬアイス祭りとなった。
試合は甲府の戦術がうまく嵌った格好となった。
鹿島がほぼ常時攻めかかり、甲府は5-4-1の守備偏重フォーメーションでこれを迎え撃った。まず点を取られないことという甲府の割り切りに対して、鹿島はボールを持たされて攻めあぐんだ。90分を通して鹿島は18本のシュートを浴びせた(甲府は6本)。だがそのほとんどは枠外かゴールキーパー河田が容易に処理できるシュートだった。それでも河田のナイスセーブが3度ほどあり、これが入っていれば結果は逆だったのかもしれない。ぎりぎりの所で甲府が守り切ったとも言えようが、鹿島の好機は殆ど優磨を経由するので守りやすい面はあった。
甲府の得点は37分。浦上のロングフィードに宮崎が抜け出して裏を取って決めた。わかりやすく決まったな、というのが第一印象。対応していた鹿島のディフェンダーは関川。4年目ということだが、簡単に抜け出されたのには能力よりも経験が足りないと思われた。甲府にしてみれば、練習を重ねて狙っていた形だという。となれば、甲府のスカウティングの勝利ということになる。
鹿島の岩政監督は試合後、「クラブ史に残る大失態」と語ったそうである(Yahoo! JAPAN)。気に入らない発言だ。甲府に対するリスペクトがない。岩政監督がシーズン途中の難しい時期に監督を引き受けたことは理解している。しかし、彼が鹿島を率いることに関しては、疑問符をつけざるを得ない。
京都1-2広島 延長戦の熱闘
広島がポゼッションして試合を優位に進める時間帯が長かった。京都はプレスからボールを奪って攻めるというスタイルをあくまで崩さず、そのプレスが嵌っていなかったのだが、広島に対して引くことはなかった。
それで広島が40分に先制し、広島が勝つのだろうな、という流れに思えた。だが、広島の攻撃をなんどもぎりぎりの所で止めながら京都は粘り、79分ついにイスマイラの同点弾が生まれた。
試合は延長戦に縺れ、結局95分、カリファのゴールで広島が勝利した。しかし、甲府のような攻められて当然という割り切りとは異なり、広島と京都の「俺たちはこういうサッカーをするんだ」という主張と主張の戦いは、それはそれで非常に見応えがあった。
この広島と甲府が決勝で戦う。非常に楽しみである。
この記事へのコメント