仙台2-1熊本 6位滑り込みを目指して

 この試合以前の仙台の戦いぶりはほとんど見ていない。7月中旬までは良かったものの、その後連敗して監督が交代。交代後も芳しくない状況だったと記録されている。
 現在の仙台監督、伊藤氏は昨年まで甲府の監督だったのでよく存じている。甲府でのチーム作りには定評があった。しかし、モチベーターというわけでもなくチーム構築に時間はかかる。磐田では伊藤氏以前に行われたサッカー及び選手と合わなかった気がする。仙台でも本領を発揮するのは来年以降だろう。
 といっても現状7位。プレーオフに進出できる6位への滑り込みを狙う仙台にしてみれば悠長なことを言ってはいられない。とにかく勝ちたい試合である。

 試合開始から仙台が積極的に攻めた。こんなに攻撃一辺倒の試合が出来るのかと思うくらいだった。先制は4分。蜂須賀のスルーパスから富樫の裏取り。
 その後、フォギーニョ、中島、中山、蜂須賀、とシュートを放つも決まらない。前半は1-0で終了。
 後半も仙台ペースが続いた。しかし、徐々に熊本がサイドを制圧してきて、熊本の攻撃する時間が長くなっていった。
 決める時に決めないと後で痛い目に遭うのはサッカーの常。75分熊本、河原のクロスに菅田。ヘディングシュートは中山に当たってゴールイン。同点にされてしまう。

 勝ちたい仙台は77分に皆川・若狭、79分に梁を投入。双方ゴール前からゴール前へとボールが激しく動いた。
 アディッショナルタイムに入って91分、仙台はコーナーキックを得た。蹴るのは遠藤康。ゴール前でフォギーニョが頭で合わせた。勝ち越し。そのまま時間は過ぎて試合終了。

 下手な試合運びで勝てないかと思われてからの勝ち越し劇。これで仙台は最終節に希望を残した。
 現状の順位と勝ち点、得失点差は

順位 クラブ 勝ち点 得失点差 次節相手
6   徳島  62   16    山形
7   仙台  62    8    秋田
8   山形  61   19    徳島

 仙台は勝って山形の健闘を待つしかない。次節は10月23日(日)14:00一斉開催。

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