U-17女子W杯 日本1-2スペイン 強い方が勝った

 試合展開で言えば、得点の入った時間が
66分 谷川
87分 LOPEZ Vicky
93分 LOPEZ Vicky
だったので、勝てる試合を落としたように見える。あるいは、せめて延長には持ち込めたのではないか、と言えるかもしれない。
 しかし試合内容を見れば終始スペインに圧倒されていて、勝てば僥倖というところだった。

 試合は序盤からスペインの攻撃が続いた。スペインはビルドアップも良し、ドリブルなど個人技も良し。日本はボールを持たれたばかりではなく、決定機も数多く作られていた。それをゴールキーパーとディフェンス陣の健闘でどうにか凌いでいた。
 35分にはPKを取られた。キッカーが外してくれた。運は日本にあった。

 66分の得点はスペインGKが前に出ているのを見た谷川がロングシュート。GKの頭上を襲ったスーパーゴールだった。
 しかし、その後のスペインの猛攻に耐えきれなかった。

 ポジティブなことを言うなら、スーパーゴールひとつで勝ってしまったら、自分たちは強いと勘違いしてしまう。それが無くて良かったということだ。
 日本が優勝するには実力が足りない。選手は個人の力量をさらに高めてほしい。そして彼女らがフル代表に入る頃にはスペインに追いつけるぐらいに成長してほしい。

 そうでなければ、こんな惜しい試合で負けた意味がない。

この記事へのコメント