日本女子0-4イングランド女子 想像以上の大差

 一般的に、日本代表の試合は勝った試合よりも負けた試合のほうが書きやすいんです。称賛するより批判する方が文章としては書くのが楽ですから。
 それにある程度点が入ったゲームは、入った点の経過を書くだけで、得点の称賛や失点の批判になります。0-0よりもよほど書きやすい。
 ですので、この試合は書きやすい部類に入ります。

 問題は感情の部分で。
 書きたくならないですね。
 いや、こうすればもっとましな試合になったんじゃないか、というのがあるのなら怒りながら書くということもできるのですが。
 差がありすぎてどうしたものかという。

 イングランドのほうが体が強いです。片手でちょっと押しただけで日本選手は吹っ飛ぶ。ボールの間に体を入られたらもうボールが取れない。
 スピードもあります。ドリブルしている相手のほうがボール無しで追っかけてる日本選手よりも速い。
 クロスボールがイングランドは正確。味方の前にボールが飛ぶ。日本は人のいないところにボールがよく飛んでいました。 かつて日本はテクニックを誇りボールを繋いで相手を翻弄しましたが、繋がれて翻弄されたのは日本。
 ディフェンダーの攻撃参加にはリスクが伴うのですが、ここ、という好機でイングランドはオーバーラップしてきました。日本は肝心なところでディフェンダーのパスミスが頻発。単に下手なだけでなく、相手の位置が把握できていません。

 ナイジェリア戦やニュージーランド戦での日本は順当に勝ちました。しかし、イングランドのような欧米の強豪国と日本の差は拡がっています。女子サッカーは一握りの強豪とそれ以外、という感じになったのでしょう。そして日本はそれ以外のほうだと。
 差があり過ぎて、どうしたらよいのかわからないです。

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