W杯 デンマーク0-0チュニジア、ポーランド0-0メキシコ、フランス4-1オーストラリア

デンマーク0-0チュニジア 入りそうな入らなそうな入らない

 昨日、アジアはそんなに弱いのか、と書いたらフラグになったようで、サウジアラビアがアルゼンチンに2-1で勝利した。ダイジェストしか見ていないので試合内容は書かないが、最終予選でサウジは日本と同組だったので、日本がいた組は強かったのだと思うことにする。
 さてデンマーク対チュニジア。チュニジアはワールドカップで2勝しかしていない。当然欧州中堅国のデンマークは勝てると思い勝つつもりでいるだろう。それではチュニジアはというと、大抵イスラム圏の国は戦いには強気で、勝つつもりでいる。
 前半は中盤の潰しあいが多くなかなかボールがゴール前に行かない展開だった。デンマーク得意の速いパス回しも見られず、チュニジアにチャンスがあるなと思って見ていた。
 後半はチュニジアのカウンターが決まりかけた時もあったが決まらず、デンマークゴールキーパーのシュマイケルも安定していた。後半途中でデンマークが4バックに変更し、リスクを負ってでも攻める姿勢を見せてきた。そこからチュニジアゴール前の攻防が多くなってきたのだが、チュニジアゴールキーパーのダーメンも何度か好セーブ。ゴールが割れない。アディッショナルタイムにチュニジアゴール前でVAR確認がありハンドPKかと思われたが主審は取らなかった。この主審はデンマークゴール前でもハンドを取らなかった時があり、よっぽど故意でなければ取らない人なのだろう。
 結果は0-0で引き分け。フランスのいるグループDだが、2位がどこになるのか混沌としてきた。


ポーランド0-0メキシコ これも入らない

 ポーランドのエース、レバンドフスキ。メキシコの守護神オチョア。この二人の対決ということでポーランドの攻撃、メキシコの守備が試合前はフォーカスされていたが、こうした時はむしろメキシコの攻撃とポーランドの守備に目を向けなければならない。
 実際、メキシコのほうがポゼッション能力があって攻撃している時間が長かった。しかしポーランドは守備に人数をかけ時には6バックにもなって対応した。なかなか得点には至らない。
 後半の立ち上がり、メキシコは積極的に来た。するとリスクを負うわけでポーランドにもチャンスが出てくる。レバンドフスキの突破をメキシコのモレノはユニフォームを引っ張って止めた。当初は流されたがVARの結果PK。
 このPKをレバンドフスキ自身が蹴るがゴール右下隅に飛んだキックをオチョアが止めた。ナイスセーブ。
 その後も主としてメキシコが攻めポーランドが時に反撃する展開。アディッショナルタイムは7分。今回のW杯はこの付け足し時間が長い。しかし決まらず試合終了。
 勝つ可能性が高かったのはメキシコと思うが、オチョアのPKセーブが語られる試合なのだろう。ともあれアルゼンチン敗退で始まったこのグループCも先が読めなくなった。


フランス4-1オーストラリア フランスあっさり逆転勝ち

 フランスが入りで動きが悪く、グッドウィンのゴールで先制したのはオーストラリア。
 しかしそこでスイッチが入ったのか、フランスの動きが良くなった。ラビオとジルーのゴールであっさり前半のうちに逆転。
 後半に入ってもフランスの得点は続いた。3点目エムバペのゴールなどディフェンダーに前後を挟まれているのに決めきるなど手が付けられない。一方のオーストラリアは無抵抗だった。攻められても抜かれるのが恐くてボールを取りに行けない。引きっ放しでボールを取る位置が低く、取ってもパスの精度が低くてビルドアップがままならない。
 ドイツW杯の頃のオーストラリアは強かった。それを知っているだけにここまで圧倒されるオーストラリアの姿を見るのは悲しい。一方のフランスは優勝に向けて順調な立ち上がり。

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