W杯 ウルグアイ0-0韓国、ポルトガル3-2ガーナ、ブラジル2-0セルビア

 ドイツ戦前に吉田主将が「世界に大きなサプライズを起こせたら」と言い、実際に日本がドイツに勝って世界は驚いた。奇跡だと言われた。
 さて、なぜ世界は驚いたのだろう。ポッド3でFIFAランキング24位の日本が、ポッド2位で11位のドイツに勝った。だが例えば仮に26位のポーランドが13位のメキシコに勝ったとしても、22位のモロッコが12位のクロアチアに勝ったとしても、そんなに世界は驚かなかっただろう(実際はどちらも0-0)。ポッド1で3位のアルゼンチンとポッド4で51位のサウジアラビアほどの差は両者にない。それなら、なぜそんなに日本の勝利は驚かれたのだろうか。
 それは数字上のことよりも実績だろう。ドイツは4回もW杯で優勝している。日本はベスト16が最高だ。それにアジアの国はまだW杯で決勝に進んだことがない。最近のドイツは絶対的なストライカーがいない、などという情報よりも、過去の実績のほうがまだ強く印象に残っているのだ。
 いずれ日本がどこに勝っても世界が全然驚かなくなればよいのにと思う。それには一度日本がW杯で優勝するか、二回ぐらい準優勝するぐらいのことが起きなければならないだろう。
 そうした日が来ることを望んでいる。


ウルグアイ0-0韓国 緊張度の高いスコアレス

 前半は比較的韓国がボールを持つことが多かったが、潰しあいが続いてシュートチャンスは双方少なかった。韓国はボールを回しているうちにマークがずれてウィジョのシュート、があったが外れた。ウルグアイもコーナーキックからゴディンのヘディングがあったがポスト。
 後半はウルグアイがボールを持つ場面が次第に増えていった。ヴァルベルデのシュートはポスト。一方の韓国、ソンフンミンのシュートは外れ。
 韓国は足の攣る選手が多く出た。最後まで緊張感の続いた戦いはスコアレスドロー。枠内シュートは双方なしだそうで、後一歩の精度が欲しかった試合でもあった。


ポルトガル3-2ガーナ Cロナウドだけではない

 ポルトガルがボールを持って、しかし決定打はなくという前半だった。注目はポルトガルのCロナウド。31分にネットを揺らしたがファウルを取られて前半はスコアレス。
 後半はガーナも攻撃に出るようになったが割とまったりした展開でスコアレスドローになるのかと後半15分くらいまでは考えていた。とんでもなかった。
 まずCロナウドがペナルティエリア内で倒されたとしてPK。65分、これをCロナウド自らが決めて点を取れば5大会連続ゴールの新記録。しかし73分、ガーナのアイェウが得点。同点に。
 このアイェウが交代で引っ込んでからさらに試合が動いた。78分、スルーパスからポルトガルのフェリックスが得点。さらに80分、カウンターからレオンが得点。ここでガーナのアイェウがベンチでペットボトルを地面に叩きつけていた。
 Cロナウドは交代で引っ込んだ。しかし、試合はまだ終わらない。ポルトガル守備網の左に回り込んできたブカリがフリーでパスを受けてゴール。1点差。アディッショナルタイムは9分。ポルトガルゴールキーパーの置いたボールが背後から狙われたが得点には至らず試合終了。
 いろいろあったが最も印象に残ったのはポルトガルのストライカーはCロナウドだけではないということ。若い才能が出てきていて今大会楽しみなポルトガルである。


ブラジル2-0セルビア ここもネイマールだけではない

 セルビアの監督はあのストイコビッチ。彼のチームであれば、例え相手がブラジルであろうと臆することはあるまい。
 臆することはなかったと思うのだが、実力差は大きかった。セルビアはむしろよく前半ゼロに抑えたと思うし、2点ですんだとも言えそうだ。
 先制点は左サイドから作ってリシャルリソン。2点目はそのリシャルリソンが美しいボレーシュート。2点目など、守備側がどうしていれば防げていたのか、思いつかないほどのスーパーゴールだった。
 ブラジルと言えばネイマールが有名だが、そのネイマールが自己中心的な所をなくし、彼の周囲のプレーヤーが輝いていた。ブラジルも素晴らしいチームを作ってきた。

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