W杯 ウルグアイ2-0ガーナ、スイス3-2セルビア、カメルーン1-0ブラジル

ウルグアイ2-0ガーナ ウルグアイ勝ったが総得点で韓国に及ばず

 グループH、試合前の勝ち点(得失点差、総得点)は次の通り。
ポルトガル6(+3、5)、ガーナ3(±0、5)、韓国1(ー1、2)、ウルグアイ1(ー2、0)
 ポルトガルはグループステージ突破決定。ウルグアイは勝たなければならず、勝った時に韓国も勝てば得失点差等の争いになる。一方のガーナは勝てば突破、引き分けなら韓国が勝った時に得失点差等の争い。
 前半15分、ガーナのクドゥスをウルグアイゴールキーパー、ロシェが腕で倒したとされ、VAR-PK。クドゥスはロシェの腕が迫ってくる直前にボールをチップキックしており、巧妙にPKを得た。しかしアイェウのPKキックはロシェがセーブ。
 その後はウルグアイペース。26分にスアレスのシュートのこぼれ球にアラスカエタ。32分にはスアレスのパスにアラスカエタ。スアレス2アシスト、アラスカエタ2ゴール。前半で2-0。なお、韓国-ポルトガル戦は前半終了時1-1で、ウルグアイが2位突破かという雰囲気になっていた。
 後半はガーナも必死で攻める。しかしシュートやラストパスの精度を欠いて得点にならない。一方、韓国-ポルトガル戦はその間に韓国が得点して2-1。ウルグアイはもう1点入れなければ、総得点の差で2位になれない状況となった。
 ウルグアイは必死に攻めたが、前半はサクサクと入った点がどうしても入らない。シュートは惜しくも外れ、フリーキックはガーナGKキャッチ。そのまま試合終了。
 結局グループHはポルトガル1位、韓国2位で終了した。勝って悲しんでいるスアレスの姿が印象的だった。


スイス3-2セルビア 点の取り合いをスイスが制して2位

 グループG、試合前の勝ち点(得失点差)は次の通り。
ブラジル6(+3)、スイス3(0)、カメルーン1(ー1)、セルビア1(ー2)
 ブラジルはグループステージ突破決定。スイスは勝てば決定。引き分けでもカメルーンーブラジルの結果次第で可能性あり。セルビアはとにかく勝たなければならない。
 試合開始からスイス猛攻。それを凌ぐとセルビアのターン。と思ったらスイスが20分シャキリの左足シュートで先制。しかし、26分セルビア、ミトロヴィッチがクロスにヘッドで同点。35分にはヴラホビッチのシュートで逆転。しかし44分スイス、エンボロのシュートで同点。前半から激しい点の取り合いとなった。
 後半開始早々に、エンボロ、シャキリ、バルガス、フロイラーの連携でスイスが再逆転。その後も両チームが攻め合ったが得点は動かず、スイスが2位通過決定。
 試合終盤、興奮した両チームで揉み合いになった。後味の悪い試合でもあった。


カメルーン1-0ブラジル 控えのブラジルに勝利もカメルーン16強ならず

 同時刻に行われた試合を順番に見たのだが、スイス-セルビア戦の中継の中でカメルーン-ブラジル戦の得点経過を丁寧に教えてくれるもので、それらを知った状態で見ることになった。結果を知っているのでまったりと鑑賞した。
 すでにグループリーグ突破を決めているブラジルは大幅にメンバーを変えた。それでもカメルーン相手に攻めまくるのだが、なかなか点が入らない。似たような状況だったドイツW杯の3戦目で日本はブラジルにチンチンにされたのを思いだした。しかし、カメルーンは粘っていた。概ねブラジルが攻めていたが、時にはカメルーンに惜しいシュートもあった。この試合のシュート数カメルーン7に対してブラジル21。
 そして92分カメルーン、右サイドを疾走するエンゴム。ゴール中央へ走っていたアブバカルへどんぴしゃりのクロス。ヘディングシュートが決まった。その後もブラジルが攻めたが試合終了。
 スイスがセルビアに勝ったため、カメルーンはここでグループリーグ敗退となった。しかし、控え主体であってもブラジルに勝利して終わったことは、カメルーンになにがしかの誇りを与えただろう。思い返せば16年前のドイツW杯。ブラジルに圧倒された日本に誇りなど何もなかった。

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