W杯 フランス2-0モロッコ、 GL イングランド3-0ウェールズ

フランス2-0モロッコ フランス先制でモロッコ誤算

 準決勝もう一試合。
 フランスの先制点は5分。ヴァランからグリーズマンへのパスが取れそうで取れないスピードで、カットしに行ったエルヤミクとグリーズマンが入れ替わった。グリーズマンは右サイドからペナルティエリア内に侵入してゴール前にマイナスのパス。ここに入って来たエムバペにモロッコディフェンスが6人も寄ってきたが、エムバペが強引にシュート。そのボールがこぼれて来た所に立っていた左サイドバックのエルナンデス。左足で……、人間にあんな動きができるものなのか……、ジャンピングボレーシュート。ゴール左下隅に叩きつけた。
 先制点を許したモロッコはこれでボールを持って攻めなければならなくなった。得意な、持たせてリアクション、が出来なくなったのは誤算だっただろう。
 前半その後は互いに比較的オープンな展開だった。モロッコ10分ウナヒのミドルシュートがゴール右下隅に飛んだが、フランスゴールキーパー、ロリスがセーブ。フランス17分、縦パス一本で抜け出したジルーのシュートは左ポスト。
 21分モロッコ、痛んでいたキャプテン・サイスに代わってアマラー。モロッコは5バックから4バックに。
 44分モロッコ、ヤミクのオーバーヘッドは惜しくもポスト。フランス1-0で前半終了。
 後半はフランスがブロックを築いてモロッコを待ち受ける形になった。試合前の想定とは逆だ。そのフランス守備網をモロッコは破れなかった。ヴァラン・コナテのセンターバックが堅い。
 逆に79分フランス、エムバペがバイタルエリアでボールを受けると左サイドのテュラム息子へ。テュラムがエムバペにボールを戻すとエムバペが狭い所に侵入。ディフェンダーが寄ってきた所にシュート。これが右へこぼれてきて、そこに走り込んできたのがコロムアニ。押し込んで2点目。
 モロッコはその後も攻め込んだのだがそのまま試合終了。フランスの勝利により、決勝はアルゼンチン対フランスとなった。


イングランド3-0ウェールズ 英国対決は一方的

 見落としていたグループリーグの試合をABEMAで見ているのだが、ここから第3節。
 前半は静かだった。肉体と肉体のぶつかり合いというものがあまりない。抜け出しそうな所をファウルで止めることはあるのだが、空中戦での競り合いもあまり見られなかった。その前半で何度かイングランドに決定機があったが、ウェールズがよく守っていた。
 後半開始からウェールズは目立たなかった英雄ベイルに代わってジョンソン。
 その後半すぐに試合が動いた。50分イングランド、ペナルティエリア手前左からのフリーキック。ラッシュフォードの蹴ったボールはゴール右上隅に突き刺さった。イングランド先制。
 さらに51分イングランド、ケインが右サイドからクロス。ボールはゴール前を通り過ぎ、ファーサイドに現れたのはフォーデン。押し込んで2点目。
 56分ウェールズ、ムーアのシュートはディフェンダーに当たってコースが変わったもののイングランドゴールキーパー、ピックフォードがセーブ。
 そして68分、ラッシュフォードが右サイドからディフェンダーを躱しつつ左足シュート。GKウォードの股間を抜いてゴール。今回のW杯ではフリーキックの直接ゴールとGKの股間を抜いたゴールが少ないと思っていたが、どちらもラッシュフォードがやっていたでござる。
 その後もイングランド優位で時間は進み、英国対決はイングランドの一方的な勝利で終わった。

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