W杯GL モロッコ2-1カナダ、ドイツ4-2コスタリカ
モロッコ2-1カナダ モロッコがカナダの猛攻を振り切る
3位決定戦はモロッコ対クロアチアと、グループFどうしの対戦となった。グループFは相当レベルが高かったのだろう。モロッコとクロアチアはPK戦で勝利している所も共通している。なおクロアチア-ベルギー戦でルカクが決定機を決めていたらベルギーがグループFの2位。このモロッコ-カナダ戦でカナダが後半追いついていたらモロッコが2位になっていた。私はグループリーグ2戦目が終わったあたりでは、モロッコがこのグループでは一番嫌で、ベルギーが最も戦いたい相手と考えていた。ロシア大会のリベンジとかはともかくとして、今大会の日本の戦い方がベルギー相手だと嵌ったかもしれないと思うのである。
さて、カナダは3敗でカタールを去ることになった。大会前の日本戦では好チームと思ったのだが、難しいものだ。ただ、この試合を見て、カナダの印象が少し変わった。
先制点はモロッコ。開始直後の4分、カナダのヴィトーリアがゴールキーパー、ボージャンにバックパス。このパスが弱く、ボージャンにモロッコのエンネシリがプレッシャーをかけてきた。そこでボージャンがクリアし損ねたのかパスし損ねたのかトラップし損ねたのか、ボールは迫るモロッコ・ツィエクの足下へ。ツィエクのシュート、ゴール、わかりやすいミスの連鎖でカナダ失点。
その後もモロッコの攻勢は続き23分、ハキミのロングボールに抜け出したエンネシリ、シュートがニアサイドに決まって2点目。カナダは日本戦でもベルギー戦でもロングボールからの抜け出しで失点している。これだけ続くとチームとしての弱点と言わざるを得ない。
しかしカナダも反撃。40分、アデクグベが左サイドからクロス。このボールをアゲルドが足を出して止めようとしてオウンゴールになってしまう。これで2-1。
なお前半アディッショナルタイム48分のモロッコ、フリーキックの流れからエンネシリがゴールネットを揺らせて一人で喜んでいたがオフサイド。ちょっと笑えた場面だった。
後半開始からカナダの猛攻。60分には3人一気に交代してさらに攻勢を強めた。71分、右コーナーキックからハッチンソンがヘディングシュートもクロスバーに当たり真下に落ちてノーゴール。モロッコは後半ずっと圧倒されていたが、アムラバトらが奮闘してなんとか振り切った。
これでモロッコは1位でグループステージ終了。その後の活躍はご存知の通り。
ドイツ4-2コスタリカ コスタリカの幸せな3分間
日本-スペイン戦と同時刻に行われた試合。この試合の中澤解説者と柳下アナウンサー以外に、このドイツ-コスタリカ戦だけを見ていた日本人がいただろうか。なお、日本逆転の報を聞いて中澤氏と柳澤氏は興奮し、グループリーグ突破条件の説明を時々間違えていた。
さて試合。勝たなければならないドイツが圧倒する形で前半は進行した。10分、ムシアラがドリブル後に左にはたいてラウムがクロス、ニャブリのヘディングシュートでドイツ先制。その後もドイツが圧倒するが、ナバスが奮闘して1-0のまま前半終了。
後半に入り、日本がスペインを逆転したという報告が入った。興奮するアナウンサーと解説者。一方、会場でもそれが伝わったらしく、ドイツサポーターが途端に沈黙した。
その空気が伝染したのかしなかったのか。一方的に攻められていたコスタリカが反撃。58分、キャンベルのスルーパスに抜け出したフレール、右からのクロスにワストンがダイビングヘッド、ノイアーセーブにテヘダが押し込んで同点。
勝たなければならないドイツは61分ムシアラのシュートがポスト。62分コーナーキックからリュディガーのシュートもポスト、68分またムシアラのシュートがポスト。
逆に70分、コスタリカのフリーキック。ファーサイドのワストンがゴール前へ送り、ドゥアルテがヘディング、落ちたボールをバルガスが蹴ってノイアーに当たってゴールイン。オウンゴールで逆転。このままなら日本とコスタリカが決勝トーナメント進出ということになった。柳下アナ大興奮。
「これがW杯という舞台なんでしょうかっ」
ここから3分間、コスタリカはリードした。スペインを震撼させた3分間でもある。会場のコスタリカサポーターの盛り上がりも大変なものだった。
しかしその後、73分、ハフェルツのシュートでドイツ同点。85分再度ハフェルツ、逆転。89分フュルクルクで4-2。ドイツが勝利した。もちろん、日本-スペインの結果は伝わっており、ドイツの選手たちに笑顔はなかった。
それにしてもコスタリカ、幸せな3分間であったことよ。
3位決定戦はモロッコ対クロアチアと、グループFどうしの対戦となった。グループFは相当レベルが高かったのだろう。モロッコとクロアチアはPK戦で勝利している所も共通している。なおクロアチア-ベルギー戦でルカクが決定機を決めていたらベルギーがグループFの2位。このモロッコ-カナダ戦でカナダが後半追いついていたらモロッコが2位になっていた。私はグループリーグ2戦目が終わったあたりでは、モロッコがこのグループでは一番嫌で、ベルギーが最も戦いたい相手と考えていた。ロシア大会のリベンジとかはともかくとして、今大会の日本の戦い方がベルギー相手だと嵌ったかもしれないと思うのである。
さて、カナダは3敗でカタールを去ることになった。大会前の日本戦では好チームと思ったのだが、難しいものだ。ただ、この試合を見て、カナダの印象が少し変わった。
先制点はモロッコ。開始直後の4分、カナダのヴィトーリアがゴールキーパー、ボージャンにバックパス。このパスが弱く、ボージャンにモロッコのエンネシリがプレッシャーをかけてきた。そこでボージャンがクリアし損ねたのかパスし損ねたのかトラップし損ねたのか、ボールは迫るモロッコ・ツィエクの足下へ。ツィエクのシュート、ゴール、わかりやすいミスの連鎖でカナダ失点。
その後もモロッコの攻勢は続き23分、ハキミのロングボールに抜け出したエンネシリ、シュートがニアサイドに決まって2点目。カナダは日本戦でもベルギー戦でもロングボールからの抜け出しで失点している。これだけ続くとチームとしての弱点と言わざるを得ない。
しかしカナダも反撃。40分、アデクグベが左サイドからクロス。このボールをアゲルドが足を出して止めようとしてオウンゴールになってしまう。これで2-1。
なお前半アディッショナルタイム48分のモロッコ、フリーキックの流れからエンネシリがゴールネットを揺らせて一人で喜んでいたがオフサイド。ちょっと笑えた場面だった。
後半開始からカナダの猛攻。60分には3人一気に交代してさらに攻勢を強めた。71分、右コーナーキックからハッチンソンがヘディングシュートもクロスバーに当たり真下に落ちてノーゴール。モロッコは後半ずっと圧倒されていたが、アムラバトらが奮闘してなんとか振り切った。
これでモロッコは1位でグループステージ終了。その後の活躍はご存知の通り。
ドイツ4-2コスタリカ コスタリカの幸せな3分間
日本-スペイン戦と同時刻に行われた試合。この試合の中澤解説者と柳下アナウンサー以外に、このドイツ-コスタリカ戦だけを見ていた日本人がいただろうか。なお、日本逆転の報を聞いて中澤氏と柳澤氏は興奮し、グループリーグ突破条件の説明を時々間違えていた。
さて試合。勝たなければならないドイツが圧倒する形で前半は進行した。10分、ムシアラがドリブル後に左にはたいてラウムがクロス、ニャブリのヘディングシュートでドイツ先制。その後もドイツが圧倒するが、ナバスが奮闘して1-0のまま前半終了。
後半に入り、日本がスペインを逆転したという報告が入った。興奮するアナウンサーと解説者。一方、会場でもそれが伝わったらしく、ドイツサポーターが途端に沈黙した。
その空気が伝染したのかしなかったのか。一方的に攻められていたコスタリカが反撃。58分、キャンベルのスルーパスに抜け出したフレール、右からのクロスにワストンがダイビングヘッド、ノイアーセーブにテヘダが押し込んで同点。
勝たなければならないドイツは61分ムシアラのシュートがポスト。62分コーナーキックからリュディガーのシュートもポスト、68分またムシアラのシュートがポスト。
逆に70分、コスタリカのフリーキック。ファーサイドのワストンがゴール前へ送り、ドゥアルテがヘディング、落ちたボールをバルガスが蹴ってノイアーに当たってゴールイン。オウンゴールで逆転。このままなら日本とコスタリカが決勝トーナメント進出ということになった。柳下アナ大興奮。
「これがW杯という舞台なんでしょうかっ」
ここから3分間、コスタリカはリードした。スペインを震撼させた3分間でもある。会場のコスタリカサポーターの盛り上がりも大変なものだった。
しかしその後、73分、ハフェルツのシュートでドイツ同点。85分再度ハフェルツ、逆転。89分フュルクルクで4-2。ドイツが勝利した。もちろん、日本-スペインの結果は伝わっており、ドイツの選手たちに笑顔はなかった。
それにしてもコスタリカ、幸せな3分間であったことよ。
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