W杯 クロアチア2-1モロッコ、 GL 韓国2-1ポルトガル

クロアチア2-1モロッコ クロアチアが粘り勝ち

 3位決定戦。
 序盤からクロアチアが攻撃に出た。7分、左からのフリーキック。マイエルの蹴った浮き球のボールはニアサイドに飛び、ペリシッチがヘディングでゴール前に送るとグヴァルディオルがダイビングヘッド。ゴール左隅に決まってクロアチア先制。
 しかし直後の9分モロッコ、右からのフリーキック。クロアチアのマイェルが頭に当てたボールはゴール前に落ちてきた。そこにダリがヘディングシュート。たちまち同点に。クロアチアゴールキーパーのリヴァコヴィッチはパンチングとかが出来なかったものか。
 その後はどちらかと言えばクロアチアの攻撃が長く、モロッコが時折反撃する展開。42分クロアチア、前でボールを奪い返すと左サイドにいたオルシッチがクロスかなと思ったら、右ポストに当たってゴールイン。もちろんクロスではなく狙ったシュート。クロアチアが勝ち越して前半終了。
 後半反撃するモロッコだが、ダリ、エルヤミクとセンターバックに負傷者が出て思うにまかせない。逆にクロアチア74分、グヴァルディオルがペナルティエリア内で倒されたように見えたがノーファウル。
 75分モロッコ、エンネシリのシュートはリヴァコヴィッチが立ち塞がった。そして96分、エンネシリのヘディングシュートがクロスバーの上に外れてタイムアップ。
 3位決定戦は、これまでだと凡戦もあった。しかしこの試合は勝って帰りたい両チームの熱戦、結果はクロアチアがモロッコの反撃を抑えて粘り勝ち。


韓国2-1ポルトガル 韓国劇的な逆転勝ちで16強

 見落としていたグループリーグの試合を見るのもこれが最後で、自分としても残りは決勝戦だけになった。もっとも今となっては、グループリーグが随分以前のことのように思える。
 すでに決勝トーナメント進出を決めているポルトガルは前節からスタメンを6人変更した。Cロナウドは変えずに先発。韓国のゴールキーパーは元柏、元神戸のキム・スンギュ。他に現G大阪のクォン・ギョンウォン、元F東京、元大宮、元G大阪のキム・ヨングォンが先発。元G大阪のファン・ウィジョはベンチスタート。
 開始直後の5分ポルトガル、ペペが自陣から右サイドにロングフィード。ジオゴダロトがボールを受けて韓国選手を一人かわしてゴール前にパス、リカルドホルタが合わせてポルトガル先制。
 韓国はそれほどプレスもかけず、どうやって点を取ろうとするのかと思っていたら27分。左コーナーキック、チョ・ギョソンがニアで競ってこぼれてきたところにキム・ヨングォンが倒れながら左足シュート。同点に追いついた。
 ポルトガルはCロナウドを中心に攻めているのだが、クロスなどが微妙に合わない。後半に入って65分、Cロナウドは交代でピッチを去った。一方、勝たなければならない韓国は65分ファン ヒチャン、81分ファン ウィジョ、ソン ジュノを投入。
 時間は過ぎてアディッショナルタイムの91分韓国、ポルトガルのコーナーキックを跳ね返した所にソン・フンミン。一人でドリブルしているうちにポルトガルのディフェンダーが集まってきた。そこでソン・フンミンがスルーパス、ファン・ヒチャンが裏へ抜けてゴール。劇的な逆転勝ち。ウルグアイを総得点で上回ったことから16強に進出した。
 第2節を終えて2勝し決勝トーナメントを決めたフランス、ブラジル、ポルトガルは第3節でターンオーバーをしたが、チュニジア、カメルーン、韓国にいずれも敗れている。これはどんな強豪国でも控えメンバー主体では勝てないくらいに他の出場国との差が縮まっているということだろうか。

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