川崎F1-1湘南 湘南のゲーム、と言うより

 川崎F1勝1敗、湘南1勝1分の後、3戦目。
 川崎Fがボールを持って押し込んで、湘南がカウンターに賭ける試合になるのかなと予想していた。全然違っていた。
 次々と湘南がボールを奪っては波状攻撃。両ウィングバックが積極的に前進し、過去の暴れん坊と呼ばれた時代を思い出した。一方の川崎Fはたまに低い位置でボールを奪い、長いボールを蹴ってロングカウンター。ソンリョンにあわや失点かのミスもあったりして守備に安定感なし。私のイメージする川崎Fと湘南がほぼ逆だった。
 44分湘南、フォワード大橋にアクシデント。平岡に交代、タリクが前に上がった。
 湘南ペースだが決定機が決定せず、前半終了。

 後半開始時の川崎F、脇坂に代えて瀬川。川崎Fも攻めるようになってきたが、やはり湘南の動きのほうが良い。
 56分川崎F、ジェジエウにアクシデントがあって松長根に交代。若い松長根は左サイドバックに入ったが積極的に攻撃に絡もうとした。その心意気や良し。
 先制点は湘南。64分、右サイドで永木がボールを奪うと石原とうまくボールをやり取りして永木が再びボールを持ち、家長を置き去りにしてクロス。これは跳ね返されたが、再度ファーサイドに戻し気味のクロスを入れ、そこにはフリーの平岡が待っていた。右足シュートがゴール右隅へ。

 72分川崎F、マルシーニョ、宮代に代えて遠野、山田。
 このまま湘南が勝つのかと思った。しかし81分、川崎F瀬川から山田へパス、それを湘南の杉岡が奪ったと思ったのだがボールがこぼれて瀬川の前へ流れて来た。この幸運を瀬川は逃さずシュート。ゴール左下隅に流し込んだ。
 その後も双方好機があるものの1-1で試合終了。

 試合は湘南のゲームだったが、惜しくも勝利には至らなかった。と言うよりも川崎Fはどうしたのだろう。怪我人が多いのが影響しているのかもしれないが、川崎Fらしい守備の安定も攻撃の連動性もない。こんな状態が続いたら10試合目ぐらいで監督が交代するのではないか、と心配するほどの状況である。

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