新潟1-0川崎F 新潟強し川崎Fは我慢

 ダミアン、小林悠、登里、車屋、ジェジエウ。川崎Fは怪我人が多いのだが、この試合でも19分に大島が怪我で交代した。怪我人が出るのは不運だが、これだけ多いと運ではなくて何か練習方法に問題があるのかという気にもなる。

 さて試合は1-0で新潟勝利。スタッツを見ると、シュート数新潟9対川崎F6、コーナーキック数3対8。川崎Fのほうが長くボールを持っていて攻めているように見えて、シュートは打てていなかった。もっと細かく言えば、家長が頑張っているのだけれども、家長の先のゴールを決める人、マルシーニョや宮代にボールが渡らなかった。

 一方の新潟。基本的には繋ぐパスサッカーを指向している。しかしボールは川崎Fに持たれる時間が長い。それなら圧倒されているのかというとそうではなく、奪ってからのカウンターが鋭い。
 22分新潟の得点は渡邊が左サイドでボールを奪うと素早く伊藤涼へ。伊藤涼は川崎Fゴールキーパー、ソンリョンの位置を見てゴール左下隅へミドルシュート。見事なゴールだった。
 伊藤涼は25歳。今季新潟の得点全てに絡んでいるらしい。パスによしシュートによし、この活躍を続けていけば代表に呼ばれる日も近いのではないか。

 川崎Fは68分コーナーキックからマルシーニョのヘディングシュートが最も惜しかっただろうか。しかし新潟GK小島の正面に飛んで得点には至らなかった。川崎Fの同点弾よりは新潟の追加点のほうが入りそうな内容で、ボールは川崎Fが持っているのにむしろ新潟強しの印象が残った。
 一方の川崎Fは我慢の試合が続きそうである。シュートまで持って行けるよう、今いる選手でどうにか連携を深めて行くしかあるまい。

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