日本1-1ウルグアイ W杯後初戦はこんなものか

 W杯明け初戦に森保監督は主にディフェンスメンバーを変えてきた。

GK: ダニエル
4DF: 伊藤、瀬古、板倉、菅原
ボランチ:守田、遠藤航
二列目:三苫、鎌田、堂安
ワントップ:浅野

 おおむねボールはウルグアイが持っていた。シュート数も4対10とウルグアイのほうが多い。日本が主導権を取って戦う、ことは出来ていない。ウルグアイも新チーム作りの途上なのだろうが、受け身の時間帯が長かった。
 ただ、受け身でも守備に不安はあまりなかった。相手が遅攻で来る分にはマークの受け渡しもスムーズ。その中でも菅原の奮闘が目立っていた。

 攻撃は三苫に頼っていた。しかし三苫の危険性はウルグアイもわかっていた。三苫にはディフェンス二人で対処しており突破は難しかった。三笘が引き寄せて右サイドへ、という流れがあれば良かったが、堂安が生きる形にはならなかった。
 浅野はボールを引き出すまではとても良い選手で、森保監督が重用するのもわからないではない。しかしシュートが入らない。W杯のドイツ戦の得点と似た形もあったが外した。あの時はまぐれだったのか。
 失点場面はクロスを跳ね返したらフリーの位置にいたバルベルデへのパスになってしまったもの。そもそもバルベルデをフリーにしていたのが間違いということになる。誰がバルベルデの所に行かなければならなかったのか。4バックはラインを作らないといけないし、クロスを打たれる場面だから左ボランチの守田が引き出されるのもやむを得ない。となると右ボランチの遠藤航がバルベルデを見ないといけなかったのだろう。

 61分伊東が右サイドに入ってようやく日本は右でも攻撃できるようになった。やはりこうでないといけない。
 65分PK取り消しは相手の足がボールに届いていたので妥当。
 75分、菅原のパス、伊東の右サイド突破から西村の押し込み。素晴らしい得点。上田が結果として囮になっていた。3年後も伊東と三苫がこのパフォーマンスを維持できれば次のW杯も攻撃は問題ない。

 W杯後初戦としては、日本もウルグアイもこんなものかと思う。ここからどれだけ上積みが出来るのか。とりあえず次のコロンビア戦は浅野以外のフォワードを試してほしい所である。

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