仙台2-3金沢(生観戦) 久々のユアスタは残念な敗戦

 サッカー場に行くこと自体、1年4ヵ月ぶり。ユアスタとなるとおよそ6年ぶりになる。ずいぶんご無沙汰だった。だがもう仙台に住んでいるので、今後は月に一度くらいは行きたいと思っている。
 曇り空で薄ら寒い。気温10.3℃。観客数9,481人はJ2に落ちてからでは健闘しているほうなのだろうか。席はゴール裏南ホームの角。正面から見れば右側奥の角に当たる。声出し応援が復活しているのだが、それよりも場内のスピーカーから流れる音が強すぎると感じた。

仙台
GK: 林、DF: 小出・菅田・内田、MF: 真瀬・松下・相良・郷家・中島、FW: 氣田・山田

 知っている選手が少なくなったが、何度も見ていれば自然に覚えるだろう。

金沢
GK: 白井、DF: 櫻井・井上・孫・バイーア、MF: 藤村・梶浦・石原崇・加藤、FW: 奥田・林

 藤村と石原崇は元仙台。

 試合開始。

 9分金沢、仙台側中央でフリーキック。左に蹴って孫が頭で右に折り返して石原崇がゴール。
 18分金沢、右コーナーキック。ファーサイドで孫が折り返して林がヘディングシュートでゴール。
 仙台は、孫が折り返すとゴール前でマークをずらさなければならない決まりでもあるのだろうか。
 23分、仙台GK林が松下にボールを渡し、松下がボールを蹴るとそれが相手の藤村に渡る。藤村シュートがゴールイン。わかりやすいミスで失点。23分で0-3。
 石原崇と藤村は恩返しゴールになる。

 前半の仙台の攻撃はスローモーションに見えた。ボールを受ける。ボールを捏ねながらパスの出し所を探す。出す所がない。誰か味方が寄ってくる。そこに出す。相手に囲まれている。ボールを奪われる。危ないからファウルで止める。その繰り返し。
 シーズンが始まって1ヵ月以上経っているのだが、何をしたいサッカーなのかわからない。

 前半終わり近くなった39分、内田が駆け上がって相良のパスを受けゴール前に入ろうとして石原崇に倒された。明らかなファウルでぎりぎりペナルティエリア内のPK。これが決まって1-3。前半終了。

 後半開始時、中島・相良に代わってエヴェルトン・中山。
 仙台の動きが良くなった。前線で走ってパスを呼び込むようになり、ボールホルダーの持ったままな待機時間が減った。好機も増えた。シュートも打てるようになった。
 なぜこれが最初から出来ないのだろう。
 シュートはなかなか入らなかった。アディッショナルタイムに入って95分、氣田のシュートが決まって1点差。そこで試合終了。

 残念な敗戦である。試合の入りが悪いし、セットプレー時の守り方が出来ていないし、わかりやすいミスが出て失点している。課題山積みだ。後半から動きが良くなったが、それはメンバーの問題なのか? それならエヴェルトン・中山を最初から出したらどうか。
 昇格を目指しているチームとは、とても思えない一戦であった。

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