デンマーク女子1-0日本女子 この日本ならベスト16

 序盤、日本は立て続けにコーナーキックを与え、1分5分15分にヘディングシュートを打たれた。
 ポルトガル戦もだが入りが良くない。まずスカウティングが良くなくて、相手がどんなサッカーをしてくるのか掴めていないのだろう。次に相手がどんなサッカーをしてくるのかわからない時に、誰が誰を見るのかどこにどのタイミングでプレスをかけるのかどこでボールを奪うのか、決まりごとがはっきりしていないのだろう。
 もし相手が強豪なら、この定まっていない立ち上がりの時間に失点し、その後はズルズルという展開になりそうである。

 それが前半の終わり頃から、なにをすべきか整理されたのだろう。日本が攻撃できるようになった。後半開始からもそれは続いていて、何度か好機もあった。
 ただ、ラストパス、クロス、シュートの精度がなく、枠内シュートはゼロだった。攻め方にはある程度の決め事があって整理されているのだろうが、相手が人数をかけて守っている時にそれをこじ開けるだけの力はないようだ。
 ただ、相手も枠内シュートはゼロだったので、このレベルなら間違いがなければ守れているようだ。

 日本の間違いは78分。南のヘディングによるバックパスがゴールインするオウンゴール。
 ゴールキーパー山下の声掛けがどうだったのか疑問は残るが、オウンゴールはディフェンダーである南のミスである。山下の位置が目に入らない筈がないからだ。
 せめてゴールマウスを外すくらいのヘディングをしてほしい。

 W杯本番まではもう間がない。練習試合も一試合しかない。これからどれだけの上積みがあるのか。出場国はどこも真剣に勝とうとしている。日本にだけ急激な上積みがあるなどということもないだろう。
 グループリーグ2位、トーナメント1回戦敗退のベスト16と予想する。

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