神戸2-3横浜M 神戸スタミナ切れ

 首位の神戸と5位横浜Mの対戦。神戸の試合はまだテレビでも見たことが無く、どのようなサッカーをして首位に立っているのかという点がまず第一の興味だった。
 試合は序盤から神戸が好調。横浜Mが押し込まれて汲々としている姿はなかなか見ることができないものだった。神戸は前から激しくプレスをかけて、奪ったら手数をかけずにゴールへ向かった。現在ではよく見るプレースタイルであり、イニエスタを中心にしたパスサッカーからはかけ離れてしまっていた。

 先制は神戸。19分、神戸ディフェンダー本多のフィード。これを横浜Mの山根が頭でゴールキーパー一森に渡そうとしたが、ゴールマウスを飛び出していた一森はこれを捕らえることができず。先にボールに追いついた汰木が押し込んでゴール。山根と一森のわかりやすいミスだった。
 さらに28分、右サイドにいた武藤がサイドチェンジのボールを左に送った。それを受けた汰木が縦に持ち出してクロス。大迫が頭から飛び込んでゴール。神戸2点目。
 ここまでは、なるほど首位らしく素晴らしい攻撃だなと感心して見ていた。

 しかしここから横浜Mが反撃。33分、水沼の縦パスに呼応したアンデルソンロペスが裏に抜け出してシュート、決まって1点差。
 さらに前半アディッショナルタイムの47分、右サイド裏に入り込んだ水沼がバイタルエリアにボールを戻した。そこに走り込んだ渡辺皓がゴール左上隅にシュート。素晴らしいシュートにGK前川動けず。2-2の同点で前半終了。

 後半始まって47分神戸、角田からボールを奪った武藤が右サイドからクロス、ゴール前にいた大迫が足で合わせてゴールイン。しかしVARチェックでオフサイドノーゴール判定。私にはボールより後ろに大迫がいるように見えたのだが、左手が出ていたのだろうか。
 ここから時間が経つにつれて神戸のプレスがかからなくなり、横浜Mがボールを持って攻め込む時間が長くなってきた。序盤からプレスに走りまわっていた神戸だが、次第にスタミナ切れに陥ってきたようだ。
 ついに82分、左サイドから山根のクロスにアンデルソンロペスがヘディングシュート。ゴール左上隅に決まって逆転。
 85分、武藤のシュートがポストを叩いた。
 86分神戸、武藤に代えてイニエスタ。しかし得点を奪うには至らずタイムアップ。

 他のチーム相手なら神戸も激しいプレスを90分続けられたのかもしれないが、横浜M相手だとそうもいかなかったようだ。これで神戸に対し、横浜Mは勝ち点差2と迫ってきた。

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