木曜映画サイト 「銀座カンカン娘」笠置シヅ子を観る映画
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』は、笠置シヅ子をモデルとしたヒロイン・花田鈴子(福來スズ子)の物語である。主演は趣里。そのため最近、笠置シヅ子が注目されている。
笠置シヅ子は1914年生まれ、1985年没。東京ブギウギを歌ったのは1947年。
昭和一桁生まれの私の両親にとって彼女は青春の大スターであった。
だが私にとって笠置シヅ子は歌手ではなく、「家族そろって歌合戦」の審査員だった。この番組は1960年から1980年まで放映されていた。TBS系、宮城県では東北放送で放映されていた。
笠木シヅ子はにこにこと笑っているおばちゃんで、子供好きだった。子供が歌うと細い目をさらに細めてよく褒めていた。ただ、子供が大人の歌を歌うと、あなたにこの歌はまだ早い、というのが常だった。
笠置が生きていた間に、笠置が歌う姿を私が見たことはなかったと思う。
歌う笠置シヅ子は映画で観ることが出来る。例えば、黒澤明監督「酔いどれ天使」(1948)では「ジャングル・ブギー」を歌った。この映画で彼女の迫力ある歌と踊りを楽しむことが出来る。
笠置の歌声を聞くならおすすめは「銀座カンカン娘」(1949)である。主役の高峰秀子と笠木シヅ子が盛んに歌っている。驚くのは高峰秀子の歌声で、目を閉じて歌声を聞いたら笠置とどちらがどちらか当てられる自信がない。歌い方がとても良く似ている。この映画で高峰が歌った「銀座カンカン娘」は大ヒットした。
この映画で笠置、高峰、灰田勝彦、岸井明が織りなす歌声は素晴らしい。正直、物語は大したものではないが、歌を聴くだけでも価値がある。1965年に54歳で亡くなった岸井明のコメディアンぶりも見て欲しい。
さらに良いのは5代目古今亭志ん生の落語が聴けることである。名人、志ん生の落語を映像で見られるのは貴重だ。落語ファンも是非見ていただきたい。
笠置シヅ子は1914年生まれ、1985年没。東京ブギウギを歌ったのは1947年。
昭和一桁生まれの私の両親にとって彼女は青春の大スターであった。
だが私にとって笠置シヅ子は歌手ではなく、「家族そろって歌合戦」の審査員だった。この番組は1960年から1980年まで放映されていた。TBS系、宮城県では東北放送で放映されていた。
笠木シヅ子はにこにこと笑っているおばちゃんで、子供好きだった。子供が歌うと細い目をさらに細めてよく褒めていた。ただ、子供が大人の歌を歌うと、あなたにこの歌はまだ早い、というのが常だった。
笠置が生きていた間に、笠置が歌う姿を私が見たことはなかったと思う。
歌う笠置シヅ子は映画で観ることが出来る。例えば、黒澤明監督「酔いどれ天使」(1948)では「ジャングル・ブギー」を歌った。この映画で彼女の迫力ある歌と踊りを楽しむことが出来る。
笠置の歌声を聞くならおすすめは「銀座カンカン娘」(1949)である。主役の高峰秀子と笠木シヅ子が盛んに歌っている。驚くのは高峰秀子の歌声で、目を閉じて歌声を聞いたら笠置とどちらがどちらか当てられる自信がない。歌い方がとても良く似ている。この映画で高峰が歌った「銀座カンカン娘」は大ヒットした。
この映画で笠置、高峰、灰田勝彦、岸井明が織りなす歌声は素晴らしい。正直、物語は大したものではないが、歌を聴くだけでも価値がある。1965年に54歳で亡くなった岸井明のコメディアンぶりも見て欲しい。
さらに良いのは5代目古今亭志ん生の落語が聴けることである。名人、志ん生の落語を映像で見られるのは貴重だ。落語ファンも是非見ていただきたい。
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