木曜映画サイト LGBT関連映画の話

 十分に発達した友情は、同性愛と見分けがつかない(アーサー・C・クラーク←嘘)。

 統計を取ったわけではないが、LGBT関連映画がこのところ増えてきたような気がする。
 以前からそうした映画はあった。「ベニスに死す」は傑作だったと思うし、大島渚監督もそうしたテーマの作品をいくつか撮っていた。
 ただ、このところ社会の多様化が叫ばれている中で、LGBT関連映画が追い風を受けているような気がする。

 私が昨年見た映画の中では、「コンパートメント No.6」がL関連映画だった。主人公の女性は、大学教授の女性と愛し合っているが、それが終わりそうな状況にある。そんな時に一人、ペトログリフを見に行く旅に出る。そこで一人の男と出会う。この二人の出会いは悪いものだったが、次第に打ち解ける。やがて男は主人公のペトログリフ見物を献身的に手助けすることになる。
 主人公はLの人である。よって主人公と男の関係は恋愛ではない。友情である。主人公がLの人であるという設定が、単純な恋愛映画に落ち込むことを避けるのに有効に働いている。

「青いカフタンの仕立て屋」はGの映画だった。
 主人公夫婦は仕立て屋を営んでいる。夫が仕立てて妻が客と交渉する。傍からは一般の夫婦に見える。この妻が癌に罹って次第に衰えていく。店では新たに若い男を雇う。さてこの夫がGの人である。風呂屋で行為に及んでいたりする。若い男も実は……。

 LGBT関連映画が嫌いだとか苦手だと言うわけではない。
 ただ頼みがある。この映画はLGBT関連だ、とポスターや予告編で前もって教えて欲しい。不意打ちでLやGの行為を見せられると刺激が強いので、前もってそういう場面があるかも、と知っておきたいのである。
「青いカフタンの仕立て屋」など、夫婦愛の物語だと思って見に行ったら、アラエッサッサだった。ちょっとそういうのは勘弁して頂きたい。

 映画製作関連の皆さんにお願いしたい。

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