町田1-0鹿島 町田本拠地でのJ1初勝利

 3月9日のNHK-BSでのサッカー中継は町田-鹿島戦だった。明日3/10に行われる仙台-水戸戦を放映するのはローカルの仙台放送のみである。ちなみに3/16秋田-仙台戦は秋田放送のみ。
 2011年の震災以降、3月11日近辺のベガルタ仙台の試合を、NHK-BSはこれまで毎年放映し続けてきた。しかし、それが昨年で終わったことになる。
 いままでありがとう。そしてさようなら。

 さて、町田の主催試合。J1昇格チームのホーム試合も、これまでNHKではシーズンの早期に放映してきた。町田はホームでG大阪と引き分け、アウェーの名古屋で勝利。順調な滑り出し。第3節ではホーム初勝利がかかる。
 一方の鹿島はここまで町田と同様に1勝1分。鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督はかつての町田監督でもある(2011、2020-2022)。J1に昇格した町田を彼はどのように捉えているのか。

 試合開始直後、町田はロングボールを入れ、その後左に展開してクロスを入れ、ゴール前で競り合った。ロングボールを多用し、手数をかけずにゴールへ向かう。町田の姿勢が序盤からよく現れていた。押し込んでサイドにボールが出ればロングスロー。鹿島はその対応に苦労していた。
 町田の先制点は13分。鹿島陣内でボールを奪うと素早く繋ぎ、左から走り込んだ平河が左足シュート。ファーサイドに決まった。
 その後も前半は町田優位で進んだ。決定機は何度か町田にあったがそれは決まらず、前半は1-0で終了。

 後半に入ると鹿島がサイドにボールを持ち出して攻め込めるようになった。どちらが優位とも言えない状況で次第に試合はオープンな打ち合いを呈してきた。
 それが後半40分ぐらいから、町田はボールを持っては時間稼ぎを行うようになった。鹿島のお株を奪うカシマリ。鹿島は優磨を中心に懸命に攻めたが及ばず。そのまま試合終了。

 町田は平河の1点を守り切り、本拠地でのJ1初勝利。ここまで2勝1分と好調。一方の鹿島は持ち味を出す間もなく先制され、その後守り切られた。不消化な気分の残るゲームであっただろう。

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