日本1-0北朝鮮 勝ったからよし勝っただけだが

 アジア杯の情けない敗戦から47日。アジア杯にはモチベーションが高くなかった選手もワールドカップには出たいだろう。
 遠藤航がベンチスタートで板倉がキャプテンマーク。審判と握手し忘れそうになったところがご愛敬。三笘も伊東純もいない。ゴールキーパーは彩艶。センターバックは板倉・町田。サイドバックは左に伊藤、右に菅原。ボランチは守田と、なぜかアジア杯で呼ばれなかった田中碧。二列目は前田・南野・堂安が並んで久保建はベンチ。ワントップは上田。話題の長友もベンチ。このスタメンには信頼度の他にコンディションがどうとかいろいろあるのだろう。

 開始早々の2分。上田が左で粘ってヒールで流し、田中碧が左からクロス。逆サイドで堂安がヘッドで折り返し、南野がシュート。足にはうまく当たらず北朝鮮ディフェンダーに当たってボールは右ポケットに流れた。それを拾った堂安がゴール前にボールを入れると走り込んできたのが何故か点取る田中碧。右足シュートがゴール右隅に決まって日本先制。
 その後も前半は日本が攻め続けた。前田、堂安らがシュートを放つも北朝鮮GKカン・ジュヒョクの好セーブもあり決まらず。北朝鮮のカウンターが怖かった場面もあったがディフェンダーの対応で事なきを得た。

 後半開始から北朝鮮は2名交代。攻勢に出た。47分北朝鮮シュートが右ポスト。その後のシュートがネットを揺らせたがその前に笛。ファウルでノーゴール。
 51分、前田クロスに上田外す。51分、北朝鮮はさらに1名右サイドバックを交代。55分北朝鮮ヘディングシュートも彩艶キャッチ。
 58分日本、守田に代えて遠藤航。北朝鮮の攻勢は続く。次第に長いボールを入れて来る回数が多くなってきた。
 74分日本、堂安、南野、菅原に代えて谷口、浅野、橋岡。5バックに移行。

 なぜこれをアジア杯イラン戦でやらなかったのか。
 アジア杯の苦い経験が生きたと思うことにするか。
 槙野解説者が点を取るためにと語っていたが、何馬鹿を言ってるんだと思った。

 この交代後、北朝鮮の圧迫は止んで、ラフプレーが出てきた。
 80分上田シュートもカン・ジュヒョク足に当ててセーブ。このGKは優秀。
 1点差の緊張感が続いたが、アディッショナルタイムも過ぎて試合終了。

 相手GKの好守もあり圧迫された時間帯もあり、容易な試合ではなかった。勝っただけだが、W杯予選なのだから勝ったからよし。
 アウェー戦でも結果を残してほしい。だが、どこでいつやるのか、そもそも試合が出来るのか不明な状況である。試合が終わっても容易でないのが北朝鮮。

この記事へのコメント