U-23 日本2-0ウクライナ 繋ぐウクライナに勝利

 ウクライナはゴールキーパーから繋ぐことに拘ってきた。繋ぐサッカーの練習を日本相手にしているようだった。それに対する日本のプレスが有効で日本が優位に立てた。
 でかくてごついウクライナに放り込みをされたら大変だろうと思っていた。いや、予選での放り込み対策を思えばそうやってきてくれたほうが良かったかもしれない。仮にウクライナとオリンピックで当たった場合、ウクライナは同じサッカーでくるのだろうか。

 日本の選手たちは前半から積極的にシュートを放っていた。そこにはシュートの少なかったマリ戦での反省があったらしい。特に荒木がよく遠目から打っていた。ただそのシュートには精度が無く枠を外すことが多かった。シュートシュートばかりではなく時には崩す工夫もいるだろう。何かの一辺倒というのは相手も対応してくるのでよろしくない。
 前半は日本がボールを悪い場所で失いショートカウンターを受ける場面があった。この試合ではその後のフォローが良く失点しないですんだが、こちらではマリ戦の反省が生かされていない気がした。

 先制点は48分、コーナーキックから。荒木のキックに関根が合わせてフリック。これはクロスバーだったが佐藤恵が頭で押し込んだ。
 2点目は76分。途中出場の田中聡がこぼれ球からシュートを放ったもの。なかなか鮮烈なシュートだった。
 ウクライナは後半多くのメンバー交代をしたが日本に傾いた流れが変わることはなかった。レギュラーとそれ以外に力の差があるのかもしれない。

 この試合では日本のプレスも利いていたし、欧州相手の方が相性のいいサッカーになるのかなという気がした。予選本番では相手がまた違うサッカーをしてくる。そこでどうなるか、対応力が問われることになるだろう。

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