U-23 日本1-0中国 十人の日本が守り切る

 U-23アジアカップ2024兼2024年パリオリンピック・サッカー男子・アジア最終予選である。会場はカタール。この大会で3位以内ならオリンピック出場。4位ならギニアと大陸間プレーオフ。
 グループリーグ突破後の準々決勝が重要になるわけだが、そこの相手はカタールかオーストラリア、ひょっとするとヨルダン。ホームチームのカタール相手は嫌だな、などと思っていた。ところが目の前の中国戦が大変な戦いになった。

 8分右サイドから山田が左足クロス。松木が飛び出してきて左足で合わせてゴール。中国はオフサイドを主張したがスローで見ればオフサイドではなかった。日本早々に先制。
 この調子なら普通に勝てるだろうとまったりモードで見ていたらとんでもなかった。
 16分に中国のJia Feifanが倒れた。Feifanが後ろからぶつかってきたところで西尾が肘打ち。18分にVAR確認後一発レッド。日本は十人になってしまった。

 22分、山本理に代えてセンターバックの木村が入った。山本理は不満そうだったが西尾と違って今後の試合でいくらでも出場機会があるだろう。
 その後4-4-1に変更した日本はひたすら守った。監督が大岩さんだしこの辺りの割り切りは鹿島っぽい。
 中国は猛攻。クロスバーを叩くシュートが一回。ゴールキーパー小久保のセーブが二度あり。どうにか1-0のまま前半終了。

 後半開始直後47分中国のカウンター、Xie Wennengと小久保が一対一。小久保がスーパーセーブ。日本全国から小久保、ザイオンよりいいんじゃね、の声。
 67分日本、山田、平河に代えて藤尾、佐藤恵。佐藤恵のドリブルは前進力はあるのだがその後のビジョンがない。
 72分、松木の無回転フリーキック。中国GKセーブ。
 91分中国、長身のゴールキーパーYu Jinyongを入れてゴール前に張らせてパワープレー。アディッショナルタイム6分。日本は時に攻めつつ時計を進めてタイムアップ。

 どうにかこうにか日本は守り切って貴重な勝利。まさに十人のサムライとひとりの愚か者。中二日で次はUAE戦。

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