マイ仙台１－１N相模原 PKで先行されPKで追いつく

　WEリーグは12チーム。10位のマイナビ仙台レディースと12位のノジマステラ神奈川相模原の対戦。ローカル局仙台放送の生中継。解説は元ベガルタの田村直也。
　マイ仙台は4/3付で須藤監督が辞任し、須永監督が就任している。昨シーズンに比べ有力選手が去ったことは確かだが、それを考えても順位が低い。なお、須永監督就任後は3分3敗で勝利が無い。

　マイ仙台は序盤こそ積極的にN相模原ゴールに迫ったが、次第に押し込まれた。13分に田畑が大竹を倒してPKを与えたプレーはユニフォームの背中を掴んで倒しているのでやむなし。田畑が悪いというより、圧迫が続けばああしたプレーも出る。14分、大竹自身のPKが決まってN相模原先制。
　その後もN相模原が主に押していた。仙台の攻撃は単発的。中島や廣澤がシュートを狙うのだが決まらず。1点ビハインドで後半戦へ。

　後半はマイ仙台が次第に盛り返して来た。N相模原も守り切って勝ちたいという心理になっていたのだろう。N相模原陣内のプレーが多くなっていった。
　試合終了が近づいた85分、N相模原の南野がマイ仙台の石坂の肩を腕で引いて倒しPK。86分、その石坂21歳宮城県出身が自らPKをゴール左下隅に決めて同点。サッカーは心理ゲームでもある。守り切ろうとすると却って守れない。
　意気上がるマイ仙台はさらに攻めるがゴールは奪えず、1-1で試合終了。

　マイ仙台の選手たちを見て、止める蹴るの技術とか、ボールを持ち込む時と離す時の判断がどうかなどと思いつつ見ていた。監督の戦術をどう実現するかも重要だが、個々の技術や判断も上がるよう努力してほしい。そんなことを考えさせられた試合でもあった。