G大阪4-0横浜M G大阪完勝 横浜M完敗

 G大阪の宇佐美と横浜Mの宮市が先発していた。それが感慨深かった。

 サッカー界にプラチナ世代と呼ばれた年代がある。始まりは、U-13日本ユース選抜 2005MBC国際ユーストーナメント(開催地:韓国)に遡る。ここで優勝した日本代表で、エースと目されていたのが、宇佐美貴史と宮市亮である。他に杉本健勇や高木善朗らが出場していた。1992年生まれのメンバーである。
 その4年後、U-17ワールドカップ ナイジェリア2009の日本代表として彼らは出場した。前述の宇佐美・宮市・杉本・高木の他に、内田達也、柴崎岳、小川慶治朗、小島秀仁、堀米勇輝、幸野志有人らが名を連ねた。
 改めてこの時のメンバーを見たら現在の日本代表レギュラーが一人もいない。どうも不遇な世代だなという気がしている。ちなみに若年代ユースには選ばれなかったが同年代の選手に、伊東純也、遠藤航がいる。

 この二人が同じピッチに立っているというだけで、何かしら思う所がある。
 この日は宇佐美がG大阪の中心として活躍した。G大阪の完勝に見えた試合だが、宮市はポスト・クロスバーに当たるシュートを放っていた。あれが2本とも入っていたら勝敗はどうなっていただろうか。

 さて、試合はG大阪の完勝、横浜Mの完敗である。
 NHK-BSで見ていたのだが、解説の早野宏史氏が横浜Mのどこがよろしくないかを90分間指摘し続けていた。早野氏は駄洒落ばかり言っている印象もあるが、欠点を指摘するときは相当辛辣である。90分間聞いているうちになんだかマリノスが可哀想に思えてきた。
 ハイプレスハイラインを標榜している筈の横浜Mが全然実質的なプレスをしていない。守備時に人数がいても一歩の踏み出しが無くて、守備者がただ存在しているだけになっている。そうした指摘は確かだ。確かなだけに聞いていてしんどかった。

 この試合、G大阪は中五日。しかし横浜Mは中二日で、怒涛の十連戦の八戦目である。ACLに決勝までいったことによる過密日程。横浜Mが走るに走れない、動くに動けないのは当然と言えば当然でもある。
 横浜Mは7/14鹿島戦で十連戦が終了。7/20の町田戦の後は中断に入る。キューウェル監督を切るにしても7/20まで待ってもよくはないか、というのが私の意見だが、どうだろうか。

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