柏2-3川崎F いろいろあったが川崎F久々の勝利

 この試合、天候は曇りのち雨だった。柏スタジアム、試合開始時は夕焼けが見えていたが、後半は驟雨となった。雷が近づいているという話もあったが終盤には雨が弱まり、無事試合を終えた。この天候は少なからず勝敗に影響した。
 なお試合開始時の気温は30.2℃。雨中であれば湿度も高く、試合中の選手たちは誰も彼も汗だくだくだった。こんな日のサッカーは観るだけにしておきたいのが本音。
 この試合前、川崎Fは5試合連続引き分け。何試合続くのかと興味が持たれるところ。一方の柏は前節名古屋に敗れており、直近5試合なら2勝2敗1分。

 試合はいきなり川崎Fの得点で始まった。4分、左から三浦のクロスに山田の右足。10分、右から家長のクロスに山田のヘディング。2点とも柏はゴール前に人がいたのに守備が緩い。特に10分は家長もまるっきりのフリーだった。試合開始からこの入りはどうしたことか。アジアの壁・井原は何を教えているのか。
 しかし試合はさらに動く。12分、柏が左からのフリーキック。ジエゴが落とすと白井が腰を落として頭に当ててゴール左下隅に放り込んだ。これで1-2。
 その後は柏が押し込んだが、ソンリョンのセーブなどがあり得点に至らず。前半は1-2で終了。

 後半も柏が押し込む展開。川崎Fの5試合引き分けも、このところは追いつかれての引き分けが続いているとのこと。点を取ってからのマネジメントというか、ビルドアップも何もなくなってしまうのは何故か。
 柏の2点目は67分。山田のクロスに垣田のヘディング。垣田の移籍後初ゴール。垣田のゴールも素晴らしいが、山田に対して川崎Fの対応が遅れて、フリーでクロスを打たせていた。
 そこから川崎Fの反撃。いや、このあたりがよくわからないのだが、点が取られた途端に反撃が出来るようになるのは何故なんだろう。この時間帯は強烈な雨が降っていた。
 そして79分川崎F。右からのクロスにマルシーニョがシュート。これを柏ゴールキーパー松本が取ったと思ったのだがこぼしていた。そのボールを途中出場瀬川がシュート。これで松本が腕を痛めた。こぼれ球に反応したのが脇坂。ゴールイン。瀬川がファウルになるかなと思ったが、ボールが蹴られた後に腕を蹴られていてファウルにはならなかった。

 そのまま終わるのかと思ったら90分柏。右から途中出場小屋松のクロス。それが橘田の腕に当たった。VARの結果ハンドの判定でPKに。
 このPK、サヴィオが蹴ったがコースが甘くソンリョンがセーブ。その後、長い長いアディッショナルタイムがあったが川崎Fが守り切って終了。川崎Fがドロー沼を抜けた。

 問題山積み、またもドローに思えた川崎Fが何とか勝利。これで流れが変わるか。
 18位磐田まで柏は勝ち点差5、川崎Fは4。どちらも油断できない状況である。

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