オリ女子決勝 アメリカ1-0ブラジル アメリカ強し

 ブラジルが決勝に上がってきたことが意外だった。それはグループ3位だったからではなく、マルタがスペイン戦でレッドカードを受けて2試合出場停止になったからだ。日本戦でのマルタの存在感は大きく、日本が逆転したのもマルタがいなくなってから。ブラジルがマルタ抜きで勝ち上がれるとは思わなかった。ブラジルはマルタ抜きでも強いらしい。マルタがいないほうが強い? それは見ていないからわからない。
 一方で日本戦のアメリカを見た限りでは、決勝に上がってきたのは当然に思えた。

 前半マルタはベンチスタート。そのブラジルが優位に見えた。試合開始直後からルドミラがシュート。16分にはそのルドミラがシュートを決めたかに見えたがオフサイド。ボールの奪い合いが激しかったが、だいたいアメリカの倍くらいブラジルに好機があった。しかしゴールは決まらず前半はスコアレス。

 それが後半に入ると様子が変わった。アメリカが積極的に前に出てくるようになった。57分、アルバ―トのスルーパスにスワンソンが抜け出してゴール。オフサイドかなと一瞬思ったが、後方のブラジル選手が残っていてオフサイドは無し。アメリカ先制。
 61分、ブラジルはマルタを含む3人替え。しかしアメリカの流れは止まらない。時間は流れてアディッショナルタイム10分。それも過ぎて試合終了。

 これでアメリカは5度目の金メダル。アメリカ強し。ブラジルはまたしても銀メダル。決勝でアメリカに敗れるのは三度目という。

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