天皇杯4回戦 甲府1-2鹿島 鹿島しぶとく勝つ

 甲府と鹿島が天皇杯で戦うのは3年連続、過去2年は甲府の連勝である。
 甲府ホーム。天候は曇時々雨。29.5℃。高温多雨。

 5バックで甲府は堅く守った。無理に繋がず、最終ラインでボールを持ってもクリアが主体。ゴール前を密にして守った。その甲府を鹿島は攻めあぐねた。ボールを持って攻め込んでいるようで、持たされて守られていた。
 29分甲府、珍しく繋いで攻めあがった。三平が左へパス。左サイドで宮崎がクロス。走り込んだ三沢のヘディングシュートが決まった。甲府先制。
 追いかける鹿島は31分師岡のシュートもポスト。
 このまま前半が終わるかと思われた45+3分、鹿島ヘディングのフィードをアウグストがクリアできず甲府ディフェンスの裏に流れた。関口が追いつくかと思われたが、藤井が奪ってシュート。ゴールキーパー渋谷の股を抜いて決まった。1-1で前半終了。

 ハーフタイム後鹿島、ミロサヴリェヴィッチ・田川に代えて名古・優磨。
 56分甲府、三平に代えてマクーラ。マクーラはガタイも良く身長もあり、スピードもパワーもある。ただ、意欲が空回りして有効なプレーに繋がっていない。最終的にはラフプレー二回で後半アディッショナルタイムに退場となった。
 後半は拮抗した展開になった。甲府は優磨をよく抑えていた。77分鹿島、藤井に代えて柴崎。
 そして89分、鹿島右からのコーナーキック。柴崎の蹴ったボールは正確に植田の頭の上に落ちてきた。ヘディングシュートが決まった。1-2。アディッショナルタイムが過ぎて試合終了。

 甲府は伝統の堅い守りで戦ったが、鹿島が隙を突き、得意の飛び道具があり、逆転してしぶとく勝った。鹿島の次戦は神戸。

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