G大阪0-1浦和 スコルジャ出戻り監督初戦勝利

 5位G大阪と12位浦和。G大阪は水曜日に天皇杯で広島戦勝利の後の中二日。広島戦とはスタメン4人入れ替え。浦和はヘグモ監督を(唐突に)契約解除。昨年まで監督をしていたスコルジャ氏を監督として呼び戻した。スコルジャ氏は昨年プライベートな理由で退任した筈。恐らくプライベートな事情はクリアされたのだろう。

 前半はどちらも攻撃が不発ながらG大阪のほうが優位だと見ていた。G大阪はラインを上げて前からプレス。ゴールキーパーの一森が時折大胆に飛び出してラインの裏をケアしていた。それが機能していてG大阪はラインがコンパクトに保たれていて、ルーズボールを回収しては再度の攻撃が出来ていた。一方の浦和は西川がゴール前に張り付いていてG大阪に比べて間延びしていた。低く構えてカウンター狙いが主体だ。ただ、浦和は守備陣が中央を固めていたのでG大阪が攻めあぐねていた。
 それで後半に点を取るなら、優位なG大阪のほうかなと思った。違った。

 49分浦和。大久保がドリブルで中央を突き進んだ。そこでG大阪のディフェンダーが三人寄って来た。そこで大久保が右にボールを出した。そこに流れてきていたのが渡邊凌。フリーで渡邊凌がクロスを上げた。そこに飛び込んできたのが関根。頭で合わせてゴール。
 正確なクロスを上げた渡邊凌もマークを外して飛び込んできた関根も偉いが、一番偉いのは大久保。三人引きつけて渡邊凌をフリーにしたところで勝負あり。

 その後は浦和が守り切って勝利。復帰の原口も途中出場し元気な姿を見せた(駄洒落)。スコルジャ監督は順調な船出。一方のG大阪はホームで首位が遠ざかる痛い敗戦を喫した。

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