仙台2-2甲府(生観戦) 劇的な同点弾

 試合日である9月21日(土)、仙台は一日中雨、最高気温は21.4℃だった。前日9/20の最高気温は27.6℃だったので、かなりの急降下である。記録によれば試合時の気温は16.2℃とさらに下がる。試合会場のユアスタでは半袖の人もいたが、スキーに行くのですかという重装備冬モードの人もいた。
 なお甲府の最高気温は、9/20が35.8℃。9/21が30.5℃。甲府の選手たちは随分涼しいところに来たと思ったに違いない。サッカーでは暑いところから涼しいところに移動するのは、逆と違って問題が少ない。むしろ歓迎される。この試合は劇的な展開となったが、90分最後まで走れるかという部分で、この天候が影響を与えた可能性がある。
 入場者数は11,272人。仙台前節ホーム藤枝戦は天候曇で11,479人。雨が降ったからといって観客が減ったわけではない。私の席はゴール裏南ホーム。メインスタンドから見て右奥の角。

 仙台
GK: 林、DF: 真瀬・小出・菅田・奥山、MF: 松井・鎌田・郷家、FW: 中島・中山・エロン

 中島が久々にスタメン。5ヵ月ぶりとか。敗戦の前節からは3人入れ替え。

 甲府
GK: 渋谷、DF: アウグスト・林田・孫、MF: 飯田・木村・三沢・荒木、FW: 鳥海・アダイウトン・ウタカ

 甲府は私の知らない選手が増えた。私が山梨県を離れて二年経つからということもあるが、コロナ禍3年の間にあまりサッカー場(小瀬)に行っていなかったことが大きい。

 試合開始。

 13分、中島のスルーパスから中山が抜け出してゴール。仙台、幸先よく先制。
 その後は甲府が追いつくべく圧力をかけた。しかし林のナイスセーブなどがあり、ウタカの惜しい枠外シュートがあり、仙台1点リードで前半終了。
 後半に入り47分仙台、郷家とエロンで右サイドから崩し、郷家のクロスに真瀬が合わせてゴール。2-0。ここまでは仙台順調。

 63分甲府、三沢・アダイウトン・ウタカに代えて中山・宮崎・三平。知っている人が増えた。
 68分甲府のコーナーキック。荒木のキック、ボールが落ちてきた所に三平が足で合わせてゴールイン。2-1。落ちてきた所に、ということで、落ちる前に跳ね返せなかったのか。仙台のCK時の守り方に問題はなかったのかと思う。
 86分仙台、松井・中島に代えて實藤・梅木。
 アディッショナルタイム、實藤にトラブルがあったらしい。
 甲府はパワープレーで圧力を強めてきた。仙台はバイタルエリアでファウルしフリーキックを与えた。ラストワンプレイ。
 98分、中山のキックは仙台の選手に当たったらしい。林が逆をつかれた。ゴール左下にゴールイン。直後に試合終了。劇的な同点劇。

 仙台は勝ち点2がすり抜けた形。ただ悪い試合をしていたわけではない。セットプレー対策は必要だが、むしろこうした試合を続けていくことが大切だろう。
 甲府は勝ち点1を拾った。順位表を見ればプレーオフも降格も遠い位置にある。ここからは来年を見据えた戦いというところに入っていくのではないか。

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