G大阪２－１札幌 札幌には痛い敗戦

　両チームはそれぞれ苦境にある。G大阪は首位争いをした時期もあったが、9試合勝利が無い。札幌は19位と降格圏にある。どちらも勝ちたい、何を当たり前のことを書いているんだとも思うが、そんな試合である。

　G大阪は中二日。エース宇佐美はベンチスタート。札幌は鈴木武蔵が出場停止兼G大阪との契約上、出場せず。代わりにピッチに立ったのは白井。この白井が8分、札幌後方からのフィードを受け止めたG大阪の福岡に襲い掛かった。ボールを奪って右の浅い角度からシュート。決まって札幌先制。
　その後は互角の形勢。G大阪はシュートが二度クロスバーを叩いた。前半は0-1で終了。

　後半、G大阪が攻めるが札幌も守備が堅くなかなかゴールを奪えない。
　65分G大阪、福田と山下に代えてウェルトンと宇佐美。前線が活性化した。しかし点は入らない。77分、札幌は近藤と菅に代えて中村とバカヨコ。バカヨコは名前があれなので注目して見ていたが、ピッチ上を漂流していた。

　91分、審判がプレーを止めた。VAR。私には大崎が、何か左腕で指示を出したところにボールがちょうど飛んできたように見えた。ハンドでPK。94分、宇佐美が決めて同点。
　さらに98分、ペナルティエリア内に入り込んだ宇佐美が切り返しでディフェンダーのスライディングを躱してゴール。

　G大阪逆転勝利。それにしても札幌。この負け方は、心中察するにあまりあるというか、あまりに痛い敗戦であった。