東京V0-1清水 清水がしたたかに勝利

 BS松竹東急では今年も東京Vの主催試合をいくつか放映するらしい。解説は元東京Vの北澤と元清水の森岡。スタジアムは国立競技場。入場者は52,541人を集めた。
 東京Vと清水と言えば、2年前のプレーオフ決勝で昇格を争った相手である。選手監督がどこまで因縁と思っているかは知らないが、それで集客できて試合が面白くなれば良しとしたものだ。

 試合開始直後は清水が攻め込んだが、次第に東京Vのプレスが利き始めた。ドリブルを交えてゴールに迫る東京Vの攻撃に対しても清水は手を焼いていた。31分東京V、右コーナーキックの流れから綱島が右足シュート。しかし清水ゴールキーパー沖がかろうじてセーブ。
 ところが先制点は清水。40分、蓮川のフィードに右サイドの高木が裏に抜け出した。この時北川がゴール前にフリーで走り出していた。高木の浮き球のクロスに北川のヘディングが決まった。前半は0-1で終了。

 後半は一転して清水優位に。52分北川のパスにカピシャーバのシュートは東京VのGKマテウスがセーブ。63分乾のシュートは森田が足に当てて防いだ。
 ようやく80分ごろから東京Vがボールを持って押し込むようになった。しかし清水はゴール前を固めてゴールを許さなかった。88分、途中出場染野のシュートも枠外。0-1のまま清水が逃げ切った。

 因縁について言うなら清水が雪辱した形である。実際の試合では、劣勢が続いた中で清水が隙を突いて得点。その後に清水はボールを自陣から遠ざけ、近づけてもゴール前を固めて守った。J1昇格初戦の清水のほうが、したたかに戦ったという印象である。

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