広島1-2川崎F 川崎Fの攻撃が上回る

 リーグ最少失点の広島とリーグ最多得点の川崎Fが対決。こうした時は広島の守備と川崎Fの攻撃が注目される。だが最少でも最多でもない広島の攻撃と川崎Fの守備も気になるところである。

 序盤から主に川崎Fが攻め、広島が守る展開になった。前評判通りである。こうした時には守っている側のカウンターが呆気なく決まることもあるのだが、そんなこともなかった。前半は0-0で終了。

 後半にはいって早々の50分。右サイドから崩してファンウェルメスケルケンがクロス。広島ゴールキーパーの大迫が触ってボールをファーサイドに飛ばしたが、そこにマルシーニョがいた。マルシーニョがヘディングシュートをゴール左上に叩き込んで川﨑Fが先制。
 60分広島は加藤に代えて前田直。攻勢を強めた。しかし点が入らない。広島が一方的に攻撃を続けてようやく86分だった。左サイドから中村がクロス。そこに荒木がマーカーを引き連れてゴール前に入り込み右足を合わせてゴール。これで1-1。

 その後、双方が攻め合い。91分、川﨑F左コーナーキック。大関の蹴ったボールはファーサイドに飛んで高井がヘディングシュート。そのボールが競り合い後にこぼれてきたところに佐々木が右足で叩き込んだ。川崎F勝ち越し。
 その後は川崎Fが守り切って1-2で終了。

 川崎Fが評判通りの攻撃力を発揮した、というところだろうか。鹿島が勝って広島は暫定4位と首位から遠ざかり、川﨑Fは暫定7位に浮上した。

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