日本6-0インドネシア 強いね、日本

 開始10分くらいで日本が勝つのだろうと思った。
 相手チームに、体がでかいとか、かっちりと守っているとか、タイトに体を寄せてくるとか、足の速いのがいるとか、ドリブルがうまいのがいるとか、押し込んでいてもカウンターで正確なフィードが飛んでくるとか、何かしら日本より優れたところがあったら不安に思うものだけれども、そういうのが何もなかった。
 インドネシアはオランダからの帰化選手が多いという話だが、オランダ代表ではないし。
 とはいっても日本はメンバーを落としている。その落としたメンバーで6-0で勝つとは予想していなかった。

 試合前の国歌斉唱でひときわ背の低い選手がいた。ロッテルダムの三戸舜介22歳。身長164cm。新潟に三年いて、オリンピック代表でも活躍。A代表デビュー戦。ガチムチデカ選手ばかりでなくこうした選手がA代表に入ると、小柄なサッカー少年には励みになるだろう。

 15分、その三戸のクロスから鎌田のヘッドで先制。インドネシア3番のマークが緩い。
 19分、左コーナーキック。ショートコーナーから久保(主将)がドリブルして角度のないところからシュート。これはブロックされたが、町野からのパスを受けて再シュート。浮かせてゴールイン。2点目。
 45+6分、久保のスルーパスに鎌田。ドリブルでディフェンダーを剥がしてチップインシュート。3点目。
 HT、鎌田に代えて中村敬。中村敬は惜しいシュートがあった。
 55分、町野の左からのクロスにファーサイドの森下。落ちてくるボールにワンタッチシュート。ディフェンダーがジャンプするのがわかっていたようにグラウンダー。4点目。
 58分、久保の浮かせたパスに抜け出した町野が左足。5点目。
 61分、三戸に代えて佐野航大。海舟と兄弟で出場。
 69分、久保、森下に代えて、佐藤龍、細谷。18歳の佐藤龍はW杯予選最年少出場記録。
 78分、町野に代えて俵積田。
 80分、俵積田が左サイドから仕掛けてマイナスのクロス。中村敬に当たってから細谷がシュート。6点目。

 高井、鈴木淳、瀬古のスリーバックは盤石でインドネシアのシュートゼロ。
 佐野海舟は攻めてよし守ってよし。遠藤・守田・田中で回していたボランチの中に割って入りそうだ。
 何も文句なしである。強いね、日本。

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