山形3-4仙台 激しい点の取り合いを仙台が制す

 J2第19節みちのくダービー。NDソフトスタジアム山形は15,413人の観客を集めた。

 始まってまだ間もない9分仙台、オナイウからパスを受けたエロンがドリブルで持ち込んだ。ディフェンダー3人を引き寄せながらシュート。これがゴール左隅に決まって早くも仙台先制。
 しかし12分山形。左サイドペナルティエリア外でボールを受けた坂本がカットインして右足シュート。ワンバウンドしたボールはゴール右隅に決まって1-1の同点。
 すると18分仙台、右サイド後方から真瀬がクロスを入れると郷家が頭を振ってヘディングシュート。ゴール右に決まって1-2と仙台勝ち越し。
 ところが22分山形右コーナーキック、ショートコーナースルーから土居がパス、右ポケットから坂本がゴール前にパスして藤本シュート。これはポストに阻まれたが林が押さえるより先に掻き出そうとしたのは荒木か、これが林に当たってゴールイン。オウンゴールで2-2。点の取り合いはどちらも譲らず前半終了。

 61分仙台、松井に代えて武田。
 68分山形、氣田、土居、藤本に代えて、イサカ、高橋、ディサロ。
 72分仙台、オナイウ、エロンに代えて、高田、小林。
 小林心は高知から移籍してきて仙台選手としては初出場。小林は裏抜けが得意という情報があったが、この日は左サイドで収めてからパス出しをするプレーが多かった。
 75分山形、坂本に代えて吉田。
 後半なかなか試合は動かなかったが76分山形。高江の浮き球のパスに裏抜けしたディサロがヘディングシュート。ゴール右下隅に決まって山形が3-2とこの試合初めてリード。
 ところがそのまま終わらない。81分仙台、左サイド小林がボールを収めて中央バイタルエリアの真瀬へ。真瀬から右サイドの髙田にボールが渡ると髙田シュート。これが山形ゴールキーパー寺門の脇の下をすり抜けてゴールイン。3-3の同点。
 87分仙台、石尾、荒木に代えて奥山、中田。中田は阪南大の特別指定選手。仙台選手としては初出場の長身フォワード189cm。
 87分山形、國分に代えて堀金。

 92分仙台、バイタルエリアより右後方でフリーキックを得た。蹴ったのは武田。左足で狙ったキックはゴール左下隅に吸い込まれた。解説の福西が武田の内転筋を褒めていた。これで3-4。
 仙台は5バックに変更して守り、懸命に時間稼ぎ。守り切って試合終了。

 これぞダービーという激しい点の取り合いは仙台が競り勝って勝利。素晴らしい試合だった。

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