皇后杯決勝 広島2-1I神戸 広島初優勝

 現在WEリーグでI神戸は勝ち点35の1位、広島は同18の6位である。順位も勝ち点も大差だ。ところが両者の対戦というとWEリーグ、リーグ杯を合わせて広島がI神戸に4連勝中だという。
 試合が始まってみると、互角だった。通常サッカーで互角と言うと、中盤の奪い合いが激しくてどちらもゴール前になかなか行けない場合が多い。しかしこの試合では、常に形勢がどちらかに偏っていた。どういう意味かと言うと、どちらかがどちらかを押し込んで、それがわりと長く続くのだ。そのある程度の時間が過ぎると押し込む側が反対になる。それで、押し込んでいる時間の総量が双方互角だった。そして得点は押し込んでいる側に生まれていた。

 31分広島、左サイドライン際で渡邊がパス、小川が左サイドペナルティエリア内で受けてマイナスのパス。そこに走りこんできた李が倒れこみながらシュート。決まって広島先制。
 その後、I神戸の猛攻が続いたが、そのまま前半終了。

 後半に入った直後の47分広島。左サイドから中嶋がハイボールでペナルティエリア内にボールを送った。それを受けようとした広島の上野とI神戸の三宅が追った。そこにI神戸ゴールキーパー大熊が飛び出して来て二人と交錯。ボールは転々とエリア外に転がっていった。スローで見ると大熊が恐らくはボールをパンチングして外に出そうとしたのだろうが上野を押して倒した形になっており、広島にPKが与えられた。51分、このPKを上野自身が蹴ったが、GK大熊が横っ飛びしてセーブ。広島の得点には至らなかった。
 なお、一連のプレーで痛んだI神戸の三宅は54分サンプソンと交代。

 66分I神戸、ペナルティエリア内右にこぼれてきたボールにいち早く成宮が追いつきゴール前に送った。そこに詰めていた久保田が右足シュート。決まって同点。
 その後何分かはI神戸が攻めていたが、75分くらいから広島が押し込むようになった。だが中嶋が何度クロスを送ってもシュートが決まらなかった。
 それが終了間際の91分広島。GKのキックを藤生が跳ね返し、ペナルティエリア内左で上野が追いついた。上野がボールを戻したところに走りこんできたのが中嶋。ディフェンスに囲まれながらも右足シュート。GK大熊の手を弾いてゴールイン。勝ち越し。
 その後I神戸必死の反撃も実らず試合終了。

 これで広島は公式戦でI神戸に5連勝。相性というものかもしれないが何が相性の要因になっているのだろうか。どうも私にはわからなかった。それよりも、この広島がなぜリーグ戦で6位にいるのかとそちらの疑問が浮かんでしまった。
 ともあれこれでサンフレッチェ広島レジーナは皇后杯初優勝。おめでとうございます。

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