木曜映画サイト 「ラスト サムライ」 サムライという美しい幻想 美しい映像だ、とまず思った。 次にサムライというものの精神性を美しく描いていると思った。 この映画を製作した西洋人たちは恐らく日本で作られた映像作品を多く見てきたのだろう、とも思った。そしてそれに好感を抱いてきたのだろう。 映像のそこかしこに日本に対するリスペクトが感じられた。 この映画は西南戦争などにヒントを得た… コメント:0 2025年09月11日 映画 続きを読むread more
木曜映画サイト 「ブルーに生まれついて」 伝記を基にしたフィクション 「ブルーに生まれついて」はずいぶん前にテレビ放映を録画して見た映画だ。だがそれが、ずっと頭に引っかかっている。 世の中には事実に基づいたフィクション、という言葉がある。この映画では、事実、がチェット・ベイカーの生涯であり、言わば伝記を基にしたフィクションである。 映像化をする時にフィクションを交えること自体を私は否定しない。ただ… コメント:0 2025年07月31日 映画 音楽 続きを読むread more
木曜映画サイト 「F1/エフワン」の物語構造 この映画については、 ・多くのF1レーサーも認めたレースの臨場感 ・ブラッドピットの格好良さ ・ダメチームだった「APX GP」のサクセスストーリー ・チームを勝たせるためなら汚い行為も厭わない主人公ソニーの狡猾さ ・ルーキードライバーであるジョシュアの成長譚 ・「トップガン マーヴェリック」との類似性 などなど… コメント:0 2025年07月24日 映画 続きを読むread more
木曜映画サイト 「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」 ボブ・ディランと私とアメリカフォークソング この映画のわりと始めのほうでモニカ・バルバロ演じるジョーン・バエズが、「朝日のあたる家」を歌う場面があった。この曲の最古の音源は1933年でクラレンス・アシュレイが歌ったものだという。アシュレイは祖父から教わったというからかなり古い曲だ。ジョーン・バエズは1960年にこの曲をレコーディングしている。曲の内容は身を売る女の転落物語だから… コメント:0 2025年04月03日 映画 音楽 続きを読むread more
木曜映画サイト 2024年に見た映画 例によって公開備忘録。 映画館で見た映画 「PERFECT DAYS」 「カラオケ行こ!」 「コットンテール」 「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:」 「九十歳。何がめでたい」 「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:」 「ぼくのお日さま」 「越後奥三面 山に生かされた日々」 8作品。 … コメント:0 2025年01月02日 映画 続きを読むread more
木曜映画サイト 「TINA ティナ」 泥沼の離婚訴訟に至るまで 「TINA ティナ」はティナ・ターナーの自伝「I, Tina」を元に作られた1993年の映画である。現題は"What's Love Got to Do with It" 私はティナ・ターナーの歌をよく聴いていた時期がある。1984年に発表された「プライヴェート・ダンサー - Private Dancer」が好きで、同名のアルバム… コメント:0 2024年11月28日 映画 音楽 続きを読むread more
木曜映画サイト 「嘆きの天使」とワイマール共和国 「嘆きの天使(1930)」は古いドイツ映画だ。 どれくらい古い映画かと言えば、小森和子がこの映画の主演、マレーネ・ディートリッヒを憧れの女性と言っていたくらいである。 不安になるのだが、上記の文章を読んで意味が通じただろうか。 私と同世代(六十代前半)か、それよりも±20歳くらいなら、小森のおばちゃまと言って誰のことか通… コメント:0 2024年11月14日 映画 続きを読むread more
木曜映画サイト 「続・男はつらいよ」恩師は黄門様 「続・男はつらいよ」は1969年公開。「男はつらいよ」シリーズの2作目。「男はつらいよ」一作目の好評から二作目が作られたわけだが、この当時はまだ「男はつらいよ」をシリーズ化する予定はなかったらしい。 車寅次郎の恩師、散歩先生は現在英語塾で教えている。寅さんはその恩師の娘に惚れる。その後、寅さんは病院に入院したり警察に連行されたりする… コメント:0 2024年10月31日 映画 テレビ 続きを読むread more
木曜映画サイト 「黒い罠」という紆余曲折映画 オーソン・ウェルズ監督の「黒い罠」を観た。 私はもともと古い名画を観るのが好きなのだが、この映画はレンタル店で偶然手に取ったものだ。オーソン・ウェルズかぁ、観てみようか、ぐらいな。 さて、私はバブルの頃に買った「ぴあ CINEMA CLUB '89」の洋画篇と邦画篇を現在でも持っている。この本は、その当時に観ることが可能な… コメント:0 2024年10月24日 映画 続きを読むread more
木曜映画サイト 「8 1/2」相性の悪い映画 フェデリコ・フェリーニという名監督がいる(1920 - 1993)。昔の監督なので私が観た映画はあまり多くなく、「道」「甘い生活」「8 1/2」「インテルビスタ 」のみ。 このうち、「インテルビスタ(1987)」だけは封切りで見た。晩年のフェリーニが、自分の撮ってきた映画について語るかのような映画だった。フェリーニを余り観ていない… コメント:0 2024年02月15日 映画 続きを読むread more