"映画"の記事一覧

木曜映画サイト 「エディット・ピアフ ~愛の讃歌~」を観て思い出した映画

 エディット・ピアフはシャンソン歌手として最も有名な人のひとり。映画を観る以前、それぐらいの知識しか私にはなかった。  観たら壮絶な人生だった。母が歌で稼ぐために母方の家に預けられた。それから父方の母に預けられ、そこが娼館で娼婦たちに可愛がられ、父が戦争から帰ってきたら大道芸人の父とどさ回り。そこで自身が歌で稼ぐようになった。  路…
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木曜映画サイト CMを飛ばせない映画

 前にも書いたが、私は膝痛対策の筋トレをしながら映画番組を見ている。となると放送中の番組を見ることはまずない。録画したものばかりを鑑賞している。  録画するのはNHK-BSで放映されたものが最も多い。だが民放の番組もある。民放から録画したものには当然CMがある。民放のBS録画は通販CMがかなりの割合を占める。はっきり言って退屈なのでC…
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木曜映画サイト 馬鹿は地球を救うのか

 アメリカ映画に多いストーリーに、馬鹿が地球を救う話がある。 「インデペンデンス・デイ(1996)」「アルマゲドン(1998)」「バトルシップ(2012)」 そんな映画だ。こう並べると、後ろに行くほど馬鹿さ加減がパワーアップしているようでもある。 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」もこの延長線上にあると言ってい…
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木曜映画サイト 小泉今日子と薬師丸ひろ子

「あまちゃん」が放映されていたのは2013年上期だからもう4年前だ。  あの連続テレビ小説で小泉今日子と薬師丸ひろ子が共演していた。それであの当時、この二人を比較した人たちがいた。どっちが上なのか、とかそういう類のものだ。  それが何年経っても引っかかっていた。彼女たちと似たような時代を過ごした者として、単純な二人の比較はできない、…
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木曜映画サイト この愚かさには覚えがある 「ばしゃ馬さんとビッグマウス」

 映画でも小説でも漫画でもいいのだが、愚かな人がいると物語が作りやすい、ということがある。  例えば所持している株が暴落している時に、 「あら、しょうがないわね。損切りしなきゃ。……ポチ」 と冷静にやられたのでは物語にならない。 「もうだめ、もう駄目なのぉ。売って。いくらでもいいから売ってぇぇぇ。もうおしまい、もうおしまいよぉ。…
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たまに書いている木曜映画サイトについて

 そもそもなぜ木曜なのか。  今はシーズンオフだが、シーズン中サッカーは代表戦でもない限り、土曜日や日曜日に行われる。それを見た上で感想を書くのは土曜日から月曜日ぐらいまでになることが多い。  それで火曜日あたりは、書くことは書いたから今日は書かない、書かない一日は楽でいい、といった気分でいる。それが木曜日くらいまでくると、なにか書…
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木曜映画サイト 悪趣味な「ゲーム」 マイケル・ダグラス主演

 ネタバレです。この映画をラストまで見ていないとわからないことを書きます。  私なら、ラストをこう変えます。  ラストの前に、主人公はものを落っことさないようなポケットにピストルを入れていたということにします。あるいは主人公が西部劇のファンで落馬してもピ…
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木曜映画サイト 吉野朔実著「こんな映画が、吉野朔実のシネマガイド」

 今年の4月に吉野朔実が亡くなった。  というわけで、彼女の作品を取り上げる。これは漫画作品ではなく、映画に関するエッセイだ。吉野本人によるイラストが文章を彩っている。  初出は1993年から2001年のおよそ100作品。これが、「あんまり有名ではないけど、こんな素晴らしい映画があるんですよ」というコンセプトで選ばれている。  お…
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木曜映画サイト がんばれ! ベアーズ、の頃

 1976年アメリカ公開。  1976年といえば、ロッキード事件の年だ。あの頃、首相の犯罪はマスコミによって口をきわめて罵られたものだ。現在、時ならぬ角栄ブームだが、当時とのあまりの落差に違和感を禁じえない。  一方、アメリカはベトナム戦争終結の翌年である。この映画の背景としてベトナム戦争は出て来ない。ただ、アメリカがアメリカたらん…
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木曜映画サイト 探偵物語、喜びも悲しみも幾歳月

 現在 「お父さん、これ何?」 「探偵物語、っていう、お父さんが若い頃の映画」 「ふうん」 「スマホのCMで桃太郎の人、いただろ?」 「松田翔太?」 「そう。そのお父さんが、この人。松田優作っていってね」 「へえー」 「わりと早くに亡くなったんだよね」  二十何年か前 「お父さん、これ何?」 「喜びも悲しみも幾…
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